上級なのだろうか

朝刊翻訳で、春先から平日の午前中を拘束されて約半年。
安定して仕事があるのはありがたいのだが、固定の時間を取られるのが苦痛になってきた。
午前中や昼間の行事に顔を出しにくいし、他の仕事が来た時の融通も利きにくい。
だいぶ経済新聞にも慣れてきて翻訳そのものは楽なのだが、仕事としてはいまいちに感じる。
月初にちょうど大変な他の案件があって二週目を休むことにしたので、ついでにしれっと聞いてみた。
「一ヶ月ぐらい余裕を見たら、降板してもいいですか」
そのメールを出した当日こそ「何でまた?」と電話がかかってきたりしたが、受理された模様。
ついては後任候補者の評価をするように、と他人様の訳文が回されてきた。


実はその後任候補者、私が推薦して採用にも関与した人物である。
評価を返して数時間後に本人から連絡があったので分かった。
果たして翻訳会社側はそうした事情を知っているのかどうか。
複雑な気分になりながら、何度かその人物の訳文を添削して返すことに。
私が最初に見た訳文を訂正だらけで返したせいか、「無償訓練ののち採否判断」だという。
事後に送られてくるメールを見ると自信はなさげだが、確実に訳文はこなれてきている。
この調子なら私が今月末で「卒業」するのも夢ではなさそうだ。


すっかり上から目線になってしまっている自分に気づき、しばし愕然とする。
私は他人様を評価やら指導やらできる身分なのか?
まあ頼まれるからやっているわけだし、引き継ぎだと思えば抵抗もないのだが。
中日翻訳の仕事をもらいはじめて8年、独立して3年になるが、何か釈然としない。
流石にもう新人ではなかろうが、それだけ信頼されているのか、されるに足りるのか。
せめて少しでも勉強しようかと、教材を輸入した次第。

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このページは、よめが2010年8月24日 14:23に書いたブログ記事です。

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