みかん天国
宿にあった商工会の冊子で柑橘問屋なる魅惑的な物件に遭遇。
みかん好きとしては行かずにおれぬ、と早めに宿を立ちお邪魔してみた。
駅から宿までだけでも何種類も柑橘を見かけていたので期待度は最初から高い。
現地に着いて最初に目にしたのは選果場のようなコンテナの山。
よくよく見ると品種や用途の書かれた紙が貼ってある。
店頭?にバケツで並べられていたのは早生みかん、青島みかん、太田ぽんかん。
キウイとレモンも同じ1杯300円という安さだった。
年も明けて半月というのに早生とは何ぞ、と思っていると、お店の人が登場。
今期はあまりに豊作なので今でもまだ収穫ができるのだそうだ。
房が薄くて水っぽいのが早生の特徴ね、と言いながら彼女は1つ試食用にくれた。
水っぽいと言われてから口にしたせいか、味の濃さに驚く。
いわく、その肉質のせいで収穫から時間が経つほど味が抜けていくのだそうだ。
半分も食べないうちに青島みかんの試食を勧められる。
こちらは早生種と対照的に、房がしっかりしていて日持ちどころか追熟するという。
あれがどうだこれがそうだと様々な解説をまくしたてる表情はとても明るかった。
こちらもつい調子に乗って、木になっている様子などを見物させてもらうことに。
若い人の間で一番人気だと紹介されたのが、このゴールデンオレンジ。
掌との対比で実の小ささが伝わるだろうか。
4月から5月に収穫する晩生種なのだが、もう予約が500件は入っているとのこと。
伊豆の黄金柑を想起したが、どうも別物らしい。
栽培方法まで聞かされたが素人には作れそうもなかった。
電車を乗り継いで持ち帰る都合もあり、結果的に購入したのは青島とキウイ1盛りのみ。
それだけでも少し恐縮だったが、おまけもいくつかもらってしまった。
話をしていると軽快に補足説明やツッコミを入れてくれたのがこの男性。
お名前は失念したが、「みかん博士」でちょっとした有名人らしい。
きよみとはるみの由来など、こちらも色々と語ってくれた。
選果らしき作業をしながら話す彼も輝くほどの笑顔。
みかん問屋の仕事に愛着と自負があるのかな、と勝手に感じた。
このお二人の笑顔、目標にしよう。
いいものを見せていただいて望外の大収穫だった。
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