異郷日記の最近のブログ記事
退屈して切手を買いに出たら、立ち寄ったスーパーで見慣れた顔に行き会った。
何故か相手の機嫌がよくジュースを買ってくれたので、会客室でしばらく喋る。
予定がなくてつまらないんだと言ったら「他の連中もいるけど」と飲みに誘ってくれた。
面々が一応みんな知っている人なので二度返事でついていくことにする。
串焼のお店で「蛙の腿」なるものを食す。なかなか旨い。まさに鳥と魚の中間のお味。
ほかに鴨の舌やらマナガツオのような魚から、色々とりながら卓上の炭火であぶって食べた。
そして考えてみればお初だったのだが、飲んでいたのはかの有名な青島ビール。
食べる方が主だったので余り飲まされもしなかったし、酔いもしなかった。
一息おいて個人宅で二次会。年越しそばならぬ年越し素麺をやろうということになった。
そばは日本の食材なので余り見掛けられないが、素麺は中華食材にもあるらしく近所で買える。
形だけでもということで材料を仕入れて行ったはいいが、ガスコンロ故障にて不発。
ともあれ参加者が増えて飲む方が主の年越しパーティーとあいなった。
後から来た三人はビールや酎ハイなんかの軽いものしか飲まなかったが、日本酒が入る。
飲み口がよかったので、つい「乾杯」の時に文字どおりコップを干してしまった。真赤になる。
ほどよく(を通り越して?)酒が回ってきたところでカラオケ大会。四時間ほど続く。
幸い近辺の住人が留守だったらしく苦情は言われずに済んだ。それをいいことにすごいやかましさ。
最初みんなで初日の出を見るはずだったのに、抜ける人や寝込む子が出てきた。
あげく、曇でお日様そのものが見えないという新年。たまにはこんなんもありかな。
そして二日酔で割れそうな頭を抱え、男の子と午前様(これだけ見たらすごい濃さだ)。
午前中は篆刻もどきで遊んでいたのだが、他に何もしなかったせいか疲れた。
昼食を摂ると満腹感も手伝って眠気もひとしお。暇に任せて昼寝してしまう。
妙に冷え込みを感じて目覚めると、もう夕方だった。しかしこの寒さは尋常でない。
しかしここ数日いい感じで温暖な気候が続いていたので忘れていたが、そういえば今は冬か。
寝起きのぼけぼけした頭のまま外へ出て、やっとそれが雨のせいだと気づいた。
でも傘を取りに戻るほどの本降りでもないのでそのまま学食へ。
ここ上海は海岸性気候のくせに放射冷却型の冷え方にならない。晴れるとぬくいのだ。
晴天が続くほど小春日和もついてきて過ごし易くなる。今月中旬あたりからずっとそうだった。
そういえば先月いきなり冷えたのも急に最低気温が零度を割ったのも雨の日かその次の日ぐらいだった。
また明日から寒くなるんだろうか.....「五度から十度」の予報が当りますように。
帰国日程こそ決まったものの、田舎にいつ帰るかまでは考えてもいなかった。
そこに母からのメール。「うちを取り壊して全面改築します」.....うっそぉん!
確か夏に帰省していた時は二階と浴室だけ改築するとかいう話だったのに、全面?
契約内容によると、二月から四月までは業者の借り上げている家で仮住いになるらしい。
ということは、春休みを待って帰ろうとしたら「うち」がない?
それじゃ下宿の荷物はいつどこに運んだらいいんだろう。にわかに困った。
大阪でだらだら遊んでいるどころでなくなってしまったのは確からしい。
この人生最後であろう春休みが引越し作業の手伝いで費えてしまう確率は濃厚。
まぁ家族の一大イベントに参加するのも悪くないか、と思うしかなさそうである。
余りにもすることがないので、久方ぶりに近所の本屋へ足を運んだ。
ゴミ・痰だらけのきちゃない通りに似つかわしくないほど本屋はきれいである。
暇つぶし用の本でも買おうかと思っていたのだが、立ち読みに方向転換した。
安いからといって余り本を買い込んでしまうと帰りの荷物が怖いからである。
一階は地図類や文具、二階は教材類と読物、三階はパソコン関係と実用書の売場だった。
とりあえず上から順にと思い、人気の少ない三階でだらだらと色々な本を見て歩く。
パソコン関係の本が想像以上に多かった。ワープロ指南書から開発言語まで、かなりの品揃えである。
用語辞典を買おうと思ったが我慢する。どうせあっても役に立つまいし、見ないに限る(笑)!
面白かったのは生活方面の売場に医学関連の本が多かったこと。医者の述懐まであった。
按摩の本には眼精疲労から癌まで、笑えるほど幅広い範囲で目的別の小冊子が出ている。
薬効から栽培方法まで載っているアロエの本をつい買ってしまった。解釈がやはり日本と違う。
素材別や地方別の料理本も色々あるが、今ひとつ食材や調理法の固有名詞が解らない。
食材まで図解してある本なんてそうそうある訳ないのだが、暇に任せて探し出してしまった。
流石に覚えるほど長時間は見ていられないので、やっぱり中の一冊を買うことに。.....。
二階へ。重いからという理由だけで、語学留学に来たくせに中国語の辞書は持っていなかった。
しかし考えてみると今ここで買って帰った方が日本で探すよりは経済的にお得である。
知っている本で値段を較べると、関税のせいか軽く三倍は違う。
日本でなら恐らく三千円はするであろう中型辞書が五十五元(八百円前後)!
これは買いだ!とばかり、あっさり節を枉げて買ってしまった。
辞書をぶら下げたまま立ち読み続行という訳にも行かないので、おとなしく帰る。
それにしても中国に来てまで本屋で散財する癖が抜けていなかったとは、うぅむ。
我々ここの留学生にとっては連休中の一日だが、普通の大学生にはただの日曜日である。
いつもと同じように財経の彼女は現れた。が、用があるというので学習開始は四時にずらす。
日本語の上手な彼女には本当に解らないことばかりを聞いているので、所要時間は意外に少ない。
まして今週は授業があったわけでもないので新たな疑問も余り湧いてこなかった。さくっと終わる。
余りに早くお互いの用が済んでしまうと、だいたい雑談をして過ごすのが恒例である。
先週のテストがひどかったの何のと日本語まじりの中国語であれこれ喋ってみる。
冬休みの話題になって、自然と私の帰国日程が出てきた。早いので彼女も唖然。
半年で帰るとは先に言っておいたはずだが、それでも何となくきまりが悪い。
「初めてできた日本人の友達なのに.....」と彼女が言うので、住所を書いてもらった。
手紙ぐらい書こうと元から思ってはいたのだが、連絡先を何故か今まで聞き忘れていたのだ。
彼女は電話番号まで書いてくれたので、私も実家の住所に電話を添えて書いた。
でも電話することなんて多分ないんだろうな.....ただでさえ電話が苦手な私に限って。
そして二人でしんみり。でもオチはちゃんとあった。おとしてしまった(笑)。
「中国語の作文うまくないけど御免ね」「.....あたし日本語できるってば」
例の組織(名前は未確定らしいのでまだ使えない)が某電視台と共同企画をやるらしい。
メーリングリスト上で打ち合せ参加者の公募があったので面白半分それに申し込んでみた。
近所の口コミ情報を我らがメーリングリスト等で取り上げ、更にTV番組にも反映される?
情報媒体としての能力を求められているらしい。説明を聞きがてら昼食会。
四川料理の店に入ってから、私は辛いものが苦手であることを思い出した。
今更ながらぽつりと言って笑われる。でも辛くないものも取ってくれるらしいと聞いて一安心。
まずお茶のサービス。各人の茶碗には予め大葉茶、干し棗、枸杞、銀耳が入っている。
そこにやたら注ぎ口の長いやかん(?)を持ったお兄ちゃん登場。客の後ろから次々と熱湯を注ぐ。
一人に言われて気づいたが、「北の国から」のお兄ちゃんに良く似た人だった。
出るもの一皿に三種類は香辛料が入っている。唐辛子と、山椒と、何だろう?
何となく体にはよさそうなのだが、案の定とてもじゃないが辛くて余り食べられない物ばかり。
明らかに辛くなかったのはスープのほか芋とピーマンの炒めぐらいのものである。
場に七人もいたので喋っていれば別に気まずくもなかったから構わないのだが。
でも結果、苦手だという割には結構たっぷり食べてしまった気がする。
組織の発起人の一人である社会人の方がおごってくれたので値段すら分らなかった。
食後あれやこれやと問題の企画について話が出る。中々みんな乗り気らしいし面白い。
途中どこからかデジタルカメラの話になったと思いきや、その場で記念撮影とあいなった。
私としたことが画面から逃げ損ねる。多分ひどい映りで入ってるんだろな。
今日は予定も約束もないので午前中だらだらと惰眠を貪っていた。我ながらいい御身分だ。
それでも昼食はしっかり摂ったので、午後は流石に何かせねばという気になる。
しかし卒論を書き直す以外とりたててすべきこともない。まぁいいか、ととりかかることにした。
参照画面を見つつ、注や本文を直しては仕様書と見比べてまた書き足す。
ワープロ(ソフト)なるものはこういう時に御利益があるもんなんだなと実感した。
修正も書き足しもほとんど手間が要らない。注の番号に到っては自動で直ってくれてしまう。
あっぱれ、文明の利器!.....だが気づいた時には黄昏時だった。
書き終わって暇になるのもだるいが、一日中うちから離れず過ごしてしまったのもだるい。
何時の間にかくも不健全な学生になってるんだ?私.....。
先日の指示によると私は来月十七日までには帰国しなければいけないことになる。
何となく帰った次の日に提出というのも気が引けるので十六日の便をとることにした。
手持ちの航空券は二十日となっていたが、一年オープンなので無料で日程変更ができる。
問題は、航空会社そのものかその代理店でないと日程変更まで扱ってくれないということだ。
しかも自慢ぢゃないがそんなことはつゆ知らず、調べもせず出て来てしまった。
とりあえず心当りがあるのは公安局に程近い三つ星ホテル「上海大廈」。バスにて向う。
世の中はちゃんと聖誕節前夜の雰囲気らしく、大廈のロビーにも立派な装飾があった。
案内板を見ると航空券の販売業務は二階とある。が、行ってみると中二階というべき位置だった。
中華国際航空の代理業務があるかと尋ねると、愛想のいいおねえちゃん達が出てきた。
帰国便の確認かと聞かれ、十六日に変更したい旨を伝える。と、一人がしゃかしゃか打ち込み出した。
見るに私より若い子ばかりが三人で複雑そうな事務をてきぱきとこなしている。すごいものだ。
便を確認し、印字されて出てきたシールを帰りの切符に貼り付けてできあがり。
ただでやる仕事にも微笑みがついてくるとは、よく教育されたものだ。感心しつつ場を去る。
午後にすべき用事もないことなので、散歩がてら少し足を延ばして友諠商店へ。
絹のハンカチを三枚と、食料品をよく分らないがスーパーの大袋に二つ買い込む。
抱えては歩きがたい量になってしまったのでやむなくタクシーを拾って帰ることに。
それでも仕分けをして見直してみるとまだ足りない気がする。もっぺん行かな。
例の組織の有志で徐家匯のパソコン屋を見てこようという企画があったので参加した。
我々の足で集められるだけの情報をホームページ上にでも公開して、
のち上海でパソコンを買おうという人が出てきたら参考にしてもらおうというものである。
道路の混雑時を避けて九時過ぎに出発したのだが、それでも一時間ほどかかった。
参加したのは私を含め四人。自称初心者が二人と、そうでないのが二人。
二軒ある電脳城のうち、とりあえず「百脳匯」に入ってみることになった。
初めみんなで固まって歩いていたのだが、店の人に話を聞くとなるとどうも二人で足りそう。
はるばる徐家匯くんだりまで来て暇なのも勿体無いので、私は「初心者」のうち一人を誘った。
隣の「太平洋電脳市場」にも似たような情報はあるはずなので別行動で見ようと思ったのだ。
待ち合せ時間を相談し、二人ずつに別れてまた行動開始。我々は隣の建物に移った。
どうも部品屋ばかりで製品化されたパソコンを置いている店はないようである。
完成品のないところで初心者を云々するのも愚かしいので、めぼしいチラシを集めるだけにした。
どのみち完成品の機能は各部品の組み合わせで決まる。その情報だけでもいいだろう、と。
一回り終えて待ち合わせ場所に行ってみると、他の二人が何やら画面を覗いている。
聞くに、「百脳匯」全体で持っているホームページの紹介があったらしい。
しかもそこには各店の相場情報が.....じゃ今までの苦労(?)は無駄足だった訳?
ともあれ時間が正午を回ったので昼食。近くの美食林なるところに行ってみる。
何を食べようとも思い付かずにいる時バイキング専門店らしきところの広告が目についた。
一人は小食らしいので申し訳なかったが、他三人の同意(だと思う)でそこに決定。
流石に和食はなかったが、西洋風と中華風の料理からデザートまで内容は盛りだくさん。
当たり外れはあったものの、これに妖しいダンスの披露もあって一人四十八元は高いか安いか。
主任の先生に事情を話し、どうしたらいいか聞いてみることにした。
先生は少し考えた後、事前試験が要るかどうかと尋ねてきた。当然いらんわ。
いいです、と答えると彼女は確かに「学生課にお行き」と言った。
何でも明日から年末休業になるので今日のうち行っておいた方がいいそうである。
果して学生課に行ってみると、先生は電話中の様子。かつ用件を聞いてくる。
いいのかと疑いつつ退学手続をどうすればいいのかと問うや、向って右を指差した。?
受話器を置くなり一言、「教務課で聞きなさい」。あれ?話が違うぞ??
やむなく教務課へ行き、試験は要らないから退学手続をさせてくれと言ってみる。
それじゃあ簡単だとばかり、おねえちゃんは班名だけ聞いて何やら書類を持ってきた。
必要事項を書き込んで出せと言うのでその場で書きだすと、「書いてから持って来い」。
これだから教務課のおねえちゃんはタチ悪いって評判になるんだよ。
書くのは本国での住所、学籍番号、専攻に申請理由ぐらいのものだった。
ちゃっちゃと書いていたら五分とかからなかった。部屋と教務課の往復より短い(怒)。
見せるや、おねえちゃん眼鏡をちょっと動かして一言。「後で学生課ね」。???
