翻訳: 2007年10月アーカイブ
A4で170枚相当の規格書翻訳をしているところに国際電話。
めちゃめちゃ早口の英語で返事の余地がなかった。
相手「ま~いいや、メール見てよ」
私「あ、どうも」
メールチェックをしてみると、台湾からの引き合いが来ていた。
ProZ.com経由で仕事になるのは2社目。
報酬提示額は悪くないが、納期がやや近いので悩む。
一旦お断りのメールを書きかけたが、添付原稿を見て翻意。
最初からきれいにテキスト化されていれば本当に翻訳の手間しか要らない。
見た目は51枚あるが正味11000文字強なのでがんばればどうにかなる。
日本側の仮納期に提出できるものも幸い手元にある。
#5本のうち1本を「できたところまで」出せばよいのだが1本できあがっている。
これがなかったら流石に引き受けられなかった。
やはりTRADOS様様といったところか。
さ、働こっと。
某大手派遣会社の通訳・翻訳専門らしい登録窓口に行った。
これで特定職種しか扱ってないのかと呆れるほどの広さ。
1対1で面談するブースだけでも6箇所、試験用らしいパソコンが3台、
待合室?オープン席は更にその倍ほどあった。東京の一等地に......
偶然なのかいつもそんなものなのか、実際の利用者は2~3組だった。
オープン席の一つに案内され、ざっと手元書類の説明を受ける。
次は「会社概要とシステム」とやらのビデオを見るように、と受付担当者は席をはずした。
そのビデオがある意味かなり面白い。
会社概要はものの3分もなく、四季報レベルの半分もない。
システムと言っても派遣社員の経験があれば「ふ~ん」と通り過ぎてしまう程度の紹介。
最も長く時間を割いてあったのは「身だしなみについて」だったのだ。
いわく
・毛染め、マニキュアは自然な色で
・男性は毎日ヒゲの手入れを(剃れと明言はしていない)
・靴は「安全なもの」と称し、でも画面はピンヒール......
・素足は禁止
......最初「そこまで言う必要あるのか」と思っていたのが、
段々トンデモ風味が増してきた。素足って、どう通勤するのよ。
全体的にはビデオといい書類といいきっちりしたもので
「ウチはここまでちゃんとやってます!」という姿勢がはっきりと見て取れる。
だいたい派遣契約で争議の起きそうなところは事前にやんわりと潰している。
でも、裸足は禁止。
肝心の登録面談は、思っていたより快いものだった。
翻訳祭に来ていた担当者が私の話をかなり覚えていてくれたのだ。
ものの3分も話していなかったはずなのに、と感心する。
やはり中国語なだけに?そう業務が頻発したりはしないそうだが、
隠さず丁寧に説明してくれているようで好感が持てた。
一度は専門職としての派遣というのもやってみたい気はする。
最早ボールは手元になく、引き合いがあるかという問題なのだが。
先日「JTF翻訳祭」で名刺交換した相手から、電話をもらった。
社名はテンプスタッフ。まあ有名であろう大手派遣会社だ。
しかし出会った場所が場所なので、案内される話は普通の事務仕事ではない。
そもそも登録する先からして普通に公開されていない。
グループ各社への登録はネットから受け付けているらしいが、
通訳・翻訳だけはなぜか電話をしなければならないとのこと。
......日本語で出てくれないとかぢゃないだろうな。
#そんなはずはない。私がもらった電話は完全に日本語だった。
ともあれ登録手続きに訪問する必要があるのは普通の派遣と同じ。
都合のいい時間を提示して予約を入れ、履歴書情報の事前登録を済ませた。
最近では普通なのかもしれないが、履歴書を紙で用意しなくて済むのはありがたい。
手書きで作成するのが面倒というより、証明写真の手間と料金が馬鹿にならないからだ。
それにしても。これまで派遣会社から翻訳業務の引き合いをもらったことはないのだが、
専門窓口であるからには多少は脈ありなのだろうか?
ともあれ話を聞いてみるぐらい無駄にはならない気がするので、まずは登録会?に期待。
数少ない(と私が勝手に思っている)翻訳業界の祭典に出てみた。
JTF(日本翻訳連盟)会員ではないので参加費は講演聴講とパーティ出席で1万円なり。
聞いた講演は以下の2本。もう1本は英語ネタが自明だったので席をはずした。
・「自動車製品の翻訳」~トヨタが求める品質と翻訳者の育成~
勉強にならなかったといえば嘘だが、想像とはまるで違う話だったのでいささか拍子抜け。
講師は自社での取り組みを丁寧に説明してくださったのだが、私には全く縁がなさそうだった。
教育のために客先OJTって......羨ましい以外の言葉が出ませんワ。
・「ツール活用で品質と効率の向上を両立する」~MT/TMワークフローの現状と未来~
こちらはパネルディスカッション。
翻訳ソフト(MT)と翻訳支援ツール(TM)の提供者、利用者、そのお客が入り乱れての論戦。
結局、新しいソフトはいかに便利であっても、誰かにそれが使いこなせなければ意味がない。
その誰かって誰?どうするの?という課題が改めてぶら下げられた感じ。
私は新しいソフトやサービスの話題が好きなので興味津々で聞いていたが、
そうでない普通の?翻訳者諸氏はどうだったのだろう。
講演に無関係の資料をぱらぱらさせている人も結構いたな......。
そして18時から交流パーティだった訳だが、やはり自分の臆病さを再認識した。
意を決して臨んだのに、こちらから知らない人に声をかけられない。
幸い、別の企画で去年お会いした方に見つけていただき孤独は免れた。
それどころかその方、翻訳会社を紹介してくださったのである。......拾う神あったか?
収穫としては名刺3社分。
ゼロじゃなくてよかったかな、というのが素直なところ。
しかし5000円の立席パーティで口にできたのがウーロン茶1杯だけ。高かった(笑)
差出時刻は本日未明(午前3時前)。
夏に出ていた出版翻訳講座の課題文が講評つきで返ってきた。
メール本文も、課題文のコメントも驚くほど丁寧でやや恐縮だが
意図的に省いた部分を「訳抜け」、演出のつもりを訂正された箇所が多く
「おおむね読みやすい」との全体評価は空々しく感じられた。
この講評担当者も、忙しいところ気に入らない回答を出されて大変だったろう。
うかつに傷つけることも言えない(書けない)し、......といった「何か」が感じられる。
名刺交換した程度に覚えている相手だが、かなりいい人なのだろうと思った。
が、私の訳文は認められないのだな、と。
指摘された箇所を直せば100点満点になって採用されるか?と考えてみると
やはりそんなことはないのではと思えてならない。
そもそも私が提出を却下してしまう(苦笑)
私の文は癖が強すぎて一般向けには適さないということなのだろうか?
それとも広い世間に問うてみれば気に入ってくれる人も現れるのだろうか?
自信をなくしたり落ち込んだりはしなかったが、
今回の件で出版翻訳の道を志す気はほぼ完全に萎えた。
待っている関門は実務翻訳と大差ないもの+αだということが見えたので
一応の収穫はあったのだと思いたい。
調査系の仕事が片付き、やっと翻訳仕事に手をつけた。
PDFからテキストを抽出し、整形するのに約半日。
ページ数から推定される翻訳工数は12時間ぐらいのはずだったが
実質4時間ぐらいで終わってしまった。
財務諸表のような定型書式のあるものは、
以前の対訳結果をTRADOSから引き出すと効率がよい。
その効率たるや、1クリックで10行ぐらい進んでしまう勢いだった。
おかげで純粋に頭を使ったのはせいぜい2割......
使い続けてきたのが報われたような、どことなく申し訳ないような(誰に?)
そんなに翻訳受注が続くこともなかろうと思い、
調査系の事務案件を頂いてからというもの。
3件おかわり......
更に短期派遣なんぞに首を突っ込んだからもう大変。
私に余暇はない。
ぴんちょ~ん。
