翻訳: 2008年2月アーカイブ

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私は普段、自宅でしかパソコンを使っていない。
持って移動すると言っても帰省ぐらいなのだが、
一泊で旅行に出るときにはどうしたものか迷ったりする。
前回は、背負っていった。
そんなときに限って?仕事が入ったりするのでたちが悪い。
ダンナのe-mobile接続を当てにしていたのだが、圏外だった。


さて、ではそういうとき原稿受領やら訳文納品やらはどうするか。
1.携帯でG-mailを開く(いつものメールチェックと同じ)
2.依頼メールの添付ファイルを携帯のSDメモリにダウンロード
3.携帯をパソコンにUSB接続(マスストレージモード)、パソコンにファイルを移す
で、翻訳作業をパソコンで行ない、逆の流れで納品すればよかったりする。
携帯でG-mailが扱えてGoogleサマサマだとも言えるが、
運悪く原稿ファイルが重かったりすると泣くに泣けないだろうな......
#画像PDFだと10MBぐらいあることもちらほら。

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語感がいいか悪いかは母語話者にしか分からないよね、という話をしていて思い出した。
そういえば中国語には日本語ほど擬音表現がない。
「猫は猫って鳴くんだよ」とダンナに教えると狐につままれたような顔。
それはそうだろう、猫をネコと読んでしまったらおかしい。
中国語では「猫」の発音は「まぁお」に近い。
同様に「狗(犬より一般的に使われるイヌの字)」は「ごぉぅ」
「牛」は「にぃう」
「雀」は「ちゅぇ」
声調をしっかりつけると鳴き声の擬音に当たらずとも遠からずな感じはしまいか。

これらの単語(文字)は意味と音が結合しているとも言える。
日本語では意味と音が分離しているので「猫がにゃーにゃー鳴く」と言えるのだ。
「にゃーにゃーは何て鳴くの?」と聞かれても......ということになるので、
この句は直訳不能。

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翻訳原稿の内容を漏洩させまいとすると表現はおかしくなるかもしれないが。
どうしても気にかかる、と言うより心を刺す原文があり、紹介せずにはいられない。

中国人に「バカヤロー」と言ってはいけない。
#その中国語訳ではなく日本語の「バカヤロー」が問題である
昔、旅行ガイドか何かの本で見かけた記憶がある。
そりゃ普通そうだろう、ぐらいにしか思っていなかったのだが、
実は歴史的問題であるということに改めて気づかされた。
「バカヤロー」には日本軍の影がべったりとついている。
恐ろしい記憶を呼び起こしてしまうに違いない呪詛だったのだ。

そんなことも知らずに翻訳業をしていたのか、と嘲笑するなかれ。
私が気になっているのは、それを指摘しているのが今の中国の大学生だということだ。
幸いその学生は「一部の人の観点であり、これは解きうる誤解だ」と考えてくれているが
果たして普通の日本人は自分が知らない、相手だけが覚えていることを忘れることができるだろうか?
結論やら対処やらを一人で考えられる問題ではないが、考える必要はありそうだ。

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何度か書いているとおり、翻訳の仕事が日本でばかり発生するとは限らない。
会員制サイトprozやTRADOSユーザサイトtranslationzone経由でやってくる案件は、ほぼ国外からのものだ。
国外からの案件を引き受けるということは、とりもなおさず国際取引をするということだ(当たり前)。
納品をしてお金をもらうという行為は輸出にあたる。
そこで必要になる帳票がInvoiceというのだが、送付書だとか請求書だとかいろいろな訳があてられている。
役割としては納品書と請求書を兼ねているようなものだ。

ふと、このお約束(Invoiceについて)が分からないばかりに海外との取引を躊躇している翻訳者がいたら勿体ないと思った。
ほぼ定型の書式があって埋めていけばいいだけなのだが、
国内用の請求書と違って帳票そのものがそのへんで売られていたりしない。
こういう帳票やら雛形やらを作る能力も探す能力も翻訳そのものの実力には関係ないだけに、
惜しいことをしている人が実は結構いるのではないかと勝手に思いついたまでである。

そこで、自分がいつも使っているWordの帳票をExcelに移して改変してみた。
Excelファイルのほうが後々で手直ししやすいし、特に知識がなくても利用しやすい。
「メールで訳文を納品」に特化した雛形は珍しいのではなかろうか。
記入例で初歩的なお約束が分かれば「メールで」を「郵送で」に変えたりすることは造作なかろうと思う。
誰かの役に立てる機会があるといいが......我ながらやや偽善くさい。
invoice_form.xls

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気が向いたのでProz経由の英文和訳案件を受けた。
......という私の態度もたいがいなものだが、相手担当者も負けてはいない。
応募条件が「サンプル文を訳すこと」「CV(職務経歴書)を見えるようにすること」
とあったので早速サンプル文を訳して提出したのだが、
返事は「おいら日本語は読まないから英語のCV見せて」
英語のCVならProzに置いてあるのに。
単純にダウンロードして送りつけると、ほんの4分後に翻訳原稿が来た。
「やる気があるなら返事してね」とのこと。
やりまっせ、と返答すると何故か返事は「謝謝」しかも簡体字。
住所も名前もアメリカ人なのに。
こっちのJapaneseって名乗ってるのに。

数時間後、訳文を納品。
まだPO(発注書)が来ていないことに気づき、PO番号を尋ねると
本当にPO番号だけが返ってきた。
果たしてこの会社から支払いはあるのかもしれないが、何だか軽く後悔に似た気分。

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