旅行: 2005年5月アーカイブ
部屋で一休みしているダンナを置いて、ひとり建国南路へ。
そこには土日にしか開催されない花市があるのだ。
高架式の道路の下が500mほど市場になっている。
入口の商品はだいたい道の両側に寄せられているが、進んでいくと中央分離帯のあたりにも物が並ぶ。
意外にも若い買い物客が多く、移動にも一苦労だった。
そんななか、妙な物件を探して歩き回る。
まず見つけたのがこれ。
縁起物っぽい飾りのようだが、なんだかよくわからない丸い物がくるくる回っている。
写真を撮っているだけで視線が気になり触る勇気はなかったが、
石のようなものが噴水に浮いて回っているようだ。
妥当かどうか判らないが、「金は天下の回り物」?
台湾らしいな、と思ったのは「金のなる木」。
装飾でキンキラキンだ。
錆びた銅貨を無理やり通している日本のそれとはだいぶ違う。こちらも派手だ。
幸運=金運=キンキラキン?
植物そのものが「らしい」と言えばこちら。
白からオレンジまであるが、全部ブーゲンビリア。南の島らしい。
でも鉢植えを上から見るのは微妙な感覚。これって温室で高い所に置くものかと思っていたので。
日本っぽい?ものもしっかりある。
ハバネロがあったり、マメデルモンがあったり。
でも集まっている客層は日本のよりオトナ?
地下鉄を乗り継ぎ、念願の「誠品書店」へ。
ビル丸ごと書店だという前情報だったが、上層階はどうも違うらしい。
2階が主で、1階と地下は文具やCDを扱っていた。
まずは1階の文具(と雑貨)売り場。
間違って渋谷の東急にでも入ったかのような風景。
こじゃれた雑貨がひしめいているが、どれも高い。
ダンナ「これってほとんど日本じゃん」
全くそのとおり、と思ってしまった。
iPodなんかもあるが、値段も一緒。
まぁ高いものは高いってことでしょ、と2階へ。
手始めに何が流行っているか見ようとして雑誌売り場を覗いてみると。
......。
日本の雑誌ばかりが目に付く。特に「洋書」扱いでもなさそうだ。
それどころか、普通に平積みされている。
翻訳の余地どころではない。
ファッションしかり、コンピュータしかり。
中国語で出されている雑誌のほうが明らかに少なく、ジャンルも限られている。
株式投資関連と、携帯電話ガイドぐらいだ。
ダンナ「普通に売ってるけど、みんな読めるのかな」
私「.....絵があるから大丈夫なんでない?」
ダンナ「でもLinuxとか」
私「コードとか英語みたいなもんだし」
半笑い。明らかに自信なし。
幸い雑誌以外の棚は中国語の本がほとんどだった。
でもよく見ると著者名が横文字だったりする。
挙句、オレンジページ別冊のような写真だらけの料理本はやはり日本の本が多く並んでいた。
中文和訳として余り明るい前途が見えない。
ともあれ厳選して5冊ほど購入。
詳しい内容は秘密。
託送荷物がないので、入管も税関もほいほいと通過。
空港のカウンターはレートがよくないらしいので当座の現金はキャッシングを利用することに。
ATMの周りは無人だったので、安心して引き出せた。
無論ダンナに見張ってもらってはいたが。
宿へ向かうため、台北市内方面へのバスを探す。
4社ぐらいの切符売場が一箇所に集まっていて便利。
下調べで決めていた会社の窓口で宿の名前を言うと
「では100元です」
「2枚で」「では200元です」
ここまではよかった。
去年の旅行で余っていた1000元札を出すと、
「......この札、だめ。銀行で換えて」
?!
「今の札にこの柄は入ってません」
手元では蒋介石が微妙に微笑んでいる。
「え、じゃあ、こっちでいいですか?」
引き出したばかりのピン札を出すと、微妙な笑みで受け取ってもらえた。
「そっちの札は旧版なんだよ」
お釣りを出しながらお兄さんが教えてくれた。
......去年は使えてたのに、使えないなんて不思議。
宿に着いてからフロントの人に聞いてみる。
「この札って使えないんですか?」
「今はもうだめ。銀行で換えるしかない」
「銀行はどこでもいいんですか?」
「......台湾銀行」
ふむ。中央銀行でしか換えられない模様。
先月から予約を入れ、待ちに待っていた台北旅行。
書店をじっくり見てみたい。
あわよくば訳して面白そうな本に出会いたい。
行きの飛行機は中華航空CI109便。
ゲームやビデオ鑑賞のできる複合端末つき。
パズルゲーム「上海」で暇をつぶす。
使用感は悪くないのだが、牌の絵がやる気ない。
普通は「一萬」とある牌が「一万」。竹の柄も見たことがないゆらぎっぷりだ。
"Chinese noodle or simple rice?"
え?と思い耳を澄ませても、
「炒麺、還是米飯(焼きそば、それともご飯)?」
普通は肉か魚かが選択肢ではないのか?
さして期待もせず麺を選択。
なかなかどうして、機内食は望外のおいしさだった。
焼きそばは熱いまま出るし、パンも温めてある。デザートも果物3種類とマンゴープリンという豪華さ。
普段は焼きそばと言えばソース味しか認めないダンナも興味ありげにぱくぱくと食べている。
この味についていけるならば(注:私にはおいしい)、夜市に行っても食べられるものはありそうだ。
