一口茶屋

たこ焼きやソフトドリンクも扱っている。
小倉120円也。色物も複数あるが、ここでは扱わない。
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見るからに大量生産。
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保温ケースから出された時点で、むにっとしていた。
もし鯛焼きにふかふかな食感を求める趣味があれば喜んだかもしれない。
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あんこ控えめ。
しっぽまであんこが入っていなかったのは記録開始以来のことではないだろうか。
やや塩気のある皮の風味は悪くなかったとだけ弁護しておく。

賢いわけがない

自分をそう卑下するな、自己評価が低すぎる、とは大学を出て以来あちこちで言われてきた。
そう言われても、適正な評価を下すための評価軸がいまだにできていない。
判断に自信がないから、高すぎるよりはましだろうとどこかで思って低くしているのだろう。
だろう、と言うと無責任なのだが、はっきりと分かっていないものは断言のしようがない。
人様に折角お褒め頂いても素直に受け取れないのは、自己評価が低いせいだとは思う。
それにしてもこの年になって「賢い」と評価されるのは解せないところがあるのだ。
小さい頃から、「賢い」という言葉は気休めだとしか思っていなかった。
親しみを感じない相手に限ってかけてくれた言葉だったからだ。
きっと全面的にいい子だと言えないから、一部に限って褒めているに違いない、と信じていた。
大人には子供を褒めざるを得ない場面があるから。
なのに、もう子供とは言えない年齢になってから、むしろ親しい人々に言われるのはどういうことか。
賢くないので混乱している。
状況が許せばその理由を尋ねることにしているのだが、決まって驚かれる。
だいたい続く言葉は決まっていて、「反応が早くて的確だから」だそうだ。
反応が早くて的確であれば「賢い」と感じるのは論理的におかしくない。
おかしくないとは認めるものの、どうも納得がいかないのだ。
社交場の必要性もないのに言われる理由が分からない。
備えているべき知恵が身についていないので分からないのだろうか。
だとすると、やはり賢くなどない。
もしくは、発言者の意図が推測しきれていないのか。
何かが足りないのは分かるのだが、何が足りないのだろうか。

黄金たいやき鯛光堂

小規模チェーン店。
あずき150円也。カスタード、ハーフ&ハーフも同額。
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あずきとカスタードが半々というのにも興味はあったが、ここは真面目にあずきを選択。
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特に羽根つきというふれこみではないが、皮が少々バリのようになっている。
「炭酸せんべいのような食感」を謳うだけあって噛むと音がするパリパリさ。
いかんせん、皮そのものの味はあまり感じられなかった。
やや遠くに小麦の香りを感じる程度。
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原因はこのあんこ。ご覧の通り主成分同然である。
これがあまりにも甘くて、皮どころか豆の味も分からなかった。
恐らく世の中にはこういうのが好みの御仁もいらっしゃるのだろうな、というところ。

貴重な自分の時間

同業つながりの友人(と呼んでももう失礼ではないはず)が近場まで遊びに来た。
商店街でお好み焼きと鯛焼きを食べてカラオケ3時間。
食事をしながら、歩きながら、特に何を話したというわけではない。
歌っている間もそれぞれの歌手やら曲やらの話題しかなかった。
カラオケボックスを出て「スッキリした。楽しかった。ありがとう」と駅に移動してから暫く立ち話。
出身地でないこともあって遊び友達もそうはいないよね、というあたりが主題だったのだが。
年齢こそ近いが、家族構成も就業形態もまるで違うので、住んでいる世界が同じとは言い難い。
それでも共感できるところは結構あったし、私の話にもかなり同情してもらえた。
「今の生活が優先だから」
「とっても貴重な自分の時間だから」
無用に他人に振り回され、ペースを乱されたくはない…。
私の場合は彼女ほどくっきりと自分の時間というものが縁取られていないのだが、全く同意する。
この「無用に」というのは私の解釈であって、決して彼女がそんな冷たい言葉を放ったわけではない。
勤めていたり、子供の送り迎えをしたりしていると、参加せざるを得ない人間関係がある。
生活の必要上そこは円滑に進めたいものだが、最低限にしておきたいと。
それ以上の言葉は続いていなかったものの、さぞや日常が大変なのだろうと思う。
改めて、自分のあまりに気楽な「ご身分」をかみしめた。
また、その最低限の付き合い、貴重な自分の時間という中でわざわざ会いに来てくれたこと。
光栄と言うと大げさだろうが、ありがたいことだと素直に思う。

距離感

かなり親しいと思っていた相手との距離をふと意識してしまうことがある。
当然かどうかは分からないが、実は自分が信じていたより遠かったのかという疑問が湧くのだ。
こちらからの働きかけに反応が薄いとき。
相手にそのつもりがないにも関わらず、何かの偶然でそうなる場合もある。
また、相手の新たな一面を知ることで、実際に遠かったのだと認識することもある。
関係性の認識にずれがあったと気づくこともあるし、
そもそもの働きかけが無意味だった可能性も否定できない。
そして、これは当然だが、その答えを提示してもらえることはない。
働きかけを変えてみるしかないと思うものの、大抵そういうときは代案が浮かばないものだ。
ひたすらくよくよしてしまうか、見なかったことにしようとしてしまう。
それで何ができるのかと言うと、何もできない。
まずはできる限り辛抱して相手の反応を待つことにしている。
辛抱ならなくなった時には、苦し紛れにでも思いついた方法で働きかけ直しているのだが。
本当に遠かった場合、気にしないに限るのだろうか。
熟慮ならぬ悩みの末にとった言動が、逆に誤解を与えていないだろうか。
誤解を与えたとしても、解決できれば結果的には問題ないのかもしれないが。
どうも今一歩のような気がしてならない。
それでも朝は来るし、職業生活には支障ないのだが。

たい焼き本舗 豆の匠

商店街のど真ん中にある、若々しい感じのお店。
小倉あん100円也。50円のものもあるが訳ありっぽいので100円のほうを選択した。
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珍しく先客がいなかった。
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自称「薄皮」は焼きたてではなかったが、皮はぱりっとしていた。
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他店の「薄皮」より上下がやや厚ぼったいが、食感は悪くない。
あんはさらっとしていたが甘さがきつかった。
立地のせいか食べながら商店街を歩いている親子連れを多く見るが、お茶がないとちょっと無理。

たい焼き神田達磨

羽根付き鯛焼き(店舗HPの表記による)140円也。鯛焼きはこの一種類のみ。
名前のとおり、本店は東京神田。
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あんを乗せているところだったので、ちょうど焼きたてにありついた。
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この写真では伝わらないかと思うが、鯛本体は小さい。
「羽根」まで含めて他店の鯛焼きぐらいの大きさだった。
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あんはややさらりとしている。あっさりめ。
皮にほんのり塩味があり、最中のような風味だった。
やはり「羽根」は湿気りやすい気がする。
軒先にベンチがあったので座って食べていたら、ほうじ茶を出してくれた。

薄皮たい焼き_たい夢

小倉あん、130円也。
フランチャイズで全国展開しているらしい。
そのせいか、店構えはこぎれいで明るい感じだった。
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焼き型の写真をご覧のとおり、焼きたて渡しではなかったのだが。
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存外かりっとしていた。噛んだ瞬間かりっと音が聞こえたのは二店目。
薄皮を名乗るだけあって中のあんがところどころ透けて見える。
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あんこはややねっとり、しっかり甘め。喉が渇くほどではないが。
苦めの中国茶と合いそうな味わいだった。

小椋商店

テレビなどの取材も入ったことがあるらしい名店(?)
一匹ずつ鉄の型で裏返しながら焼く「天然」型のお店。
種類は自家製あん一種のみ。100円也。
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型は一つ2kgあるそうだ。裏返して置くたびに渋くいい音がする。
数人の列ができていたものの、「並んだのは初めて」との声も聞かれた。
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しっぽが長い。本物の鯛よりも長いような気がする。
ちょっぴり焦げた香ばしさが漂う。
甘ったるい芳香ではないが、食後にもほんのり指に残った。
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鯛焼き自体が薄いのだが、この写真で伝わるだろうか。
撮影している間にあんこの水分が回ってしまったらしく、折角のしっぽがかりっといかなかった。
しかし、このあんこが滋味。他店のものより塩が利いている。
ややゆるいので火傷に注意が要りそうだ。
が、前述の事情により、冷めるのを待ってはいけないと思う。

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便利さの裏返し

携帯電話が故障した。
同じ機種(biblio)を持っていない人には想像も付かないであろう不具合。キーが消えた。
しかも縦配列の時だけ、3の列が一つも点灯していない。
(この電話機、画面の縦横に応じて違うキーとして使える特殊な仕様になっている)
そう言えば去年そうして歯抜けになったとかいう体験談を聞いたところだったので、修理へ持ち込むことに。
ところが電話屋で門前払いを食らって唖然。
「修理中の代替に貸し出す端末がないから」受け付けられないという。
幸い一代前に使っていた別機種が自宅にあるので、取りに戻って再挑戦した。


と、今度は「おサイフケータイはお使いですか?」ときた。
モバイルSuicaの残額が約2000円だと云うと、窓口の人が困り顔で電話をかけ始めた。
「機種変更のお手続きをこのお電話でお願いします」と受話器を渡されたまではよかったが。
一度目、「大変混雑しております。おかけなおしください」
二度目はコールセンター以外につないでくれたようだが「まずアプリを立ち上げてください」
…つまり電話では何も解決しない。
アプリ操作で機種変更をする手続きなら去年もやったので知っているのに。
電話でも手続きできるのかと思っていたら肩すかしを食らった。
尤も、関西勤務の人にJR東日本のサービスを知っておけというのも酷な話なのかもしれないが。
ともあれ端末内のカードを右から左に抜き差ししつつ、「機種変更」手続きを終える。
本体に記録していた電話帳の内容を旧機種に移してもらうべく二台とも差し出したところ、
「こちら(旧機種)にも電話帳はございますよね?」
上書きはできないので自分で全部抹消してくれと言う。
消すのは造作ないが、その後からデータ云々の承諾書に署名というのが何とも後味よろしくない。
単純に手際の問題なのかもしれないが。
「あの、SDカードの移動はなさいましたでしょうか」
「さっきしておきました」
「流石」…流石?


そうこうしているうちメールの着信あり。
何やら待たねばならなさそうなので、軽く返信しようかと思ったら入力しづらいのなんの。
横配列が欲しくて今の機種にしたぐらいなので当然と言えば当然。
入力しづらいのは純粋に仕様であって致し方ないことなのだが。
慣れとは恐ろしいもので、以前ずっと使っていた機種なのにまるで手になじまない。
恐らく慣れた頃に修理が終わるのだろう(苦笑)。