やんごとない街

転居を来月に控え、隣県の友人宅へ遊びに行った。
最寄り駅からの風景は普通の住宅街なのだが、隣の駅前がいみじくやんごとない。
※「やんごとない」の語源は止む事無しで、やめること、普通に応対することが出来ないこと(出典:文芸社『日本語の語源辞典』)
1)昼食を摂りに自然食レストランなるところへ行ったときのこと。
 いわゆるバイキング方式なので、「行ってらっしゃい」と座って荷物の番をしようとすると
 友人「取りに行かないの?」
 私「ぃゃ荷物を見てないと……」
 友人「大丈夫だって」
 私「何で?」
 友人「周りの人の方がどうみてもお金持ちだから」
 見回してみて半分納得したような、半分まだ引っかかっているような。
……やんごとないのは街か?この友人か?
2)食後にお茶でもするかということで、近くの喫茶店へ。
 アイスティが金魚鉢で出てきた。紅茶本体だけで優に1Lはあると思う。
 茶托がわりに敷かれているのは天ぷらの飯台では……
 厨房が見える席だったので何となく眺めていると、出す物ほぼ全てが巨大だった。
 うどん丼一杯のあんみつ、大ジョッキになみなみと注がれたジュース……
 私「これ何て罰ゲーム?」
 友人「ジョシコーセー」
 しかし近隣に高校がないらしく、利用客にジョシコーセーの姿はなかった。
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季節の野菜

季節の野菜を使ったお総菜なるものを某スーパーにて発見。
ふき、たけのこ、かぼちゃ、ほうれんそう、しいたけ、ひじき……
何の間違い探しかと思った。
桜もほころぶ今日この頃、どの食材も旬ではない。
しいたけとひじきは乾物でいいとして、かぼちゃ(夏)とほうれんそう(冬)がいっしょくた。
もしや「季節」は今の季節ではなく四季折々のことなのか?
それはそれで強引すぎる……
ふきもたけのこも、季節と言えるのはだいぶ先のはず。


眺めていて、はたと気づいた。
春に山菜を採りに行く意義のようなものがここにあったのか。
屋外で普通に栽培する野菜で今が旬というものは少ない。
ハウス栽培以前の昔にはなかったということか。
それで自然にある新芽を食べようという動機であれば、
あのやたら煩雑な下ごしらえをしてまで山菜を食べる意味が分かる。
最早そんな有り難みは実感として理解できない世代になってしまったが……。

一物何価?

お気に入りのココナツサブレが本当はいくらなのか分からない。
@東京の某スーパーでは158円
@百円均一では(当然)105円
@大阪の某商店では88円
……確かに同じ商品なのに、ここまでいくと価値が分からない。

食器洗浄機の修理

昨日ガス台のグリル受け皿をかけたのが悪かったのか、
食器洗浄機が排水エラーを起こした。
素人ではどうしようもなさそうなので、メーカーに朝一番で電話。
即日対応をモットーにとは言っているものの、ほぼ即時対応でびっくり。
11時前には修理担当者が来てくれたのだ。
経年劣化で部品交換が必要だったり色々と大変なようだったが、
「とりあえず使えるようにしましたから」と代金もとらず帰っていった。
いわく取り寄せの必要な部品がまだあり、その部品代を調べてまた連絡をくれるとのこと。
ともかく感じのよい対応だった。
……惜しむらくはこのメーカー、最早家庭用の製品を出していないことだ。

物語アレルギー

私はテレビが嫌い、というより大の苦手だ。
現在の自宅では年に2時間もつけることはない。


最近どうしてそこまで苦手なのか心当たりが出てきた。
まず、小説やドラマの類が体質的に?苦手なのだ。
ゲームの物語進行中に出てくる小話さえ見るに堪えず逃げ出すことが多い。
原因はよくわからないのだが、脈が速くなって苦しくなるのだ。
ところが平気な場合もわずかにある。
台詞に音声が当てられていない場合は8割がた耐えられる。
どうも人の話し声がダメなようだ。


というところまで整理して、テレビの苦手な理由が分かった。
望まない音声が強制的にやってくるからだ。
実家では普通ヘッドホンなど使わずにテレビをつけている(のは当然だと思う)。
+両親はドラマをつけていることが多い(見ているとは限らないが)
→私の聞こうとしていない音声が発せられてくる。
→脈が速くなる
→逃げる。
そういうわけで、私は帰省していても茶の間にはあまり滞在しない。できない。


物語アレルギー(と勝手に命名する)がどこまで酷いかというと、
ドラえもんが2分間も見ていられないぐらいだ。
冒頭でのび太がいびられる場面が出たら逃亡。耐えられない。
2時間ドラマの佳境など何をか言わんや。


意図的に感情を揺さぶろうとする表現なるものがアレルゲンであるような気がしている。
同じテレビでも報道やクイズ番組なら平気であることが多い。
聞こうとして耳にする音声でなくても、逃げ出すほど不快には感じない。
しかしバラエティ番組では、となると……お涙ちょうだいが気持ち悪い。
感情として気分が悪いのではなく、やはり心臓に来る。
それとも感情が動いていることを私が否定したがっているだけだろうか。
こんなアレルギー、どうにかしたいような、そのままでもいいような。

踵の手入れ


「ガラスdeかかとケア」なるものを買った。
それまで使っていたヤスリ(100円均一)と比べると目が細かい。
細かい、というより見た感じもさわった感じもほぼ普通の磨りガラスだ。
だがそれがいい。全く刺激感なく角質が削れて案外すぐすべすべになる。


ちなみに、これまでの戦歴。
4年前ごろ:足の裏にヒビが入り始める。痛みは特に感じず。無処置(←多分まちがい)
3年前:踵の深いヒビから出血。歩行困難?になり、皮膚科へ。サリチル酸軟膏を処方される。
     濃度10%とあるので期待していたが、埒が明かず。5月頃に自然回復。
2年前:「ル・タン」のフットケアなるものを受ける。要はヤスリでごしごし。一時的にはきれいに。
     後日、そのヤスリと酷似したものを100円均一で見かけ、愛用。
1年前:踵が鱗に覆われたような状態。ところどころ痛い。
     ヤスリでも埒が明かないと感じ、入浴中に軽石+湯上がりに軟膏。
     軽石はガチガチの鱗をとっとと落とすのに重宝するが、削れすぎるのか使用後に違和感。
半年前:友人から譲り受けたホホバ油を足裏~膝下の全体に擦り込むが、効果は見えず。


とまあ、重症の部類だったのではないかと思う。
流石にこのガラス製ヤスリ一回で「愛されかかと(説明文より引用)」にはならないが、
2度ほど使って都度クリームを擦り込んだところ、美しいとまではいかないが見られるようになってきた。
……しかし「愛されかかと」って一体どういう代物なのだ。
ダンナに尋ねてみると、「頬ずりしたくなるとか」……それはそれで悪夢のように思うのは私だけか。

「送金がありました」

「Payment from~」と題したメールが届いた。
送信元アドレスは1月頃に仕事をした会社の代表アドレスなので、
ようやく支払いかと思いつつ開いてみると。


「PayPal
送金がありました
○○様よりPayPalを使った支払いがありました。
○○様は認証済みの買い手です。」


何じゃこりゃ。
ぃゃPayPal決済であることは先方とも確認済みだし、
送金した人も決済金額も疑いはない。
それにしてもこの日本語って……「日本語お上手ですね」としか言いようがない。


ちなみに決済金額は45米ドルあまり。(少ないのはそもそもの稼ぎのせい)
当該案件のInnvoice金額と一致していた。
PayPalでは送金手数料が受取人負担と決まっているので、
実際そこからなにがしか引かれた金額だけ実入りになるはずである。
口座にログインして確かめたところ、手数料は2.08米ドル。
昨今の円相場から考えると、国内で銀行振込をするのと遜色ない安さだ。
#通常の外貨決済とは桁が違う。
10ドル以上あるのでPayPalから登録先銀行口座に出金することも可能なのだが、
せめて110円ぐらいは回復してくれないと……ま、元手はたかだか43ドルだけどね。