王城

琉球なるものの存在にも興味があり、首里城へ。
大ざっぱな事前知識は那覇市歴史博物館で得ていたので、展示品の一部には頷けた。
琉球国王は尚姓だったが第二王朝の創設者は第一王朝の血筋ではなかったこと。
中国に対する手続きの便宜を優先して改姓も辞さないしたたかさゆえだったという。
そうした「したたかさ」を頭の片隅に置くと、色々なものが違って見えた。

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祈念

年度末を迎えるたび、沖縄に行かねばと思わされる案件がある。
中国の学生たちが日本訪問イベントでひめゆり平和祈念資料館を訪れた感想文の数々。
戦争の残酷さと平和の尊さに痛いほど涙するという。
そこに国籍も民族もない、と書いた子もいた。
だがだからこそ日本人として知っておかねばと一人旅へ。

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