文脈を読む仕事、空気を読む仕事

先々月分の稼動実績で何点か腑に落ちないところがあり、営業所に電話。
電話に出てくれたのは先月からそこに勤めている人だった。
「知っていれば教えてほしいんですけど」と切り出し、
3名について先々月の会議に出席したかどうかを尋ねる。
答ヘテ曰ク、タブンデテマセンヨ。
こっちは実績を訊いているので「多分」では意味を成さないのだが。
知らなければ知らないと答えるのが筋ではないんだろうか。
先々月の実績までは相手が知らないかもと思ったので
前からいる人に確認して欲しいと頼んだのだが、
答ヘテ曰ク、イソギデスカ。デンワデモイイデスカ。
急ぎは急ぎなので電話でいいと伝えてから一晩、私は返事を待っている。

中の人は大変だ

年明けから日記すら書いていないことに今更気づく。
しかもほぼ唯一の読者と思われる母にはとっくの昔、半月前に指摘されていた。
三ヶ月も何をやっていたのかというと、……実は就職したのだった。
あえて転職といわず就職というのには私なりの事情がある。
昨年後半を自由業として過ごしていたので、いわゆる転職とは様相が違ったのだ。
納期以外に時間を縛られないということの楽さと気軽さは、失って改めて痛感した。
定時があるという、勤め人にはごく当然のことが最初の一ヶ月は負担でならなかった。
遅刻も私用での欠勤もしてはいない。今後もしないだろうとは思うが、楽ではない。
今度の会社は、こんな仕事があったのかと思うようなサービス業。
自身の業務は特に驚くようなことでもない集計(とその帳票設計)なのだが、
事業環境やら業界のお約束やらといった伏線が見えず何かと手探りの面も多い。
王様の耳はロバの耳!と叫ぶべく、旅に出ようかと思いついた。
いかんせん一人旅は心もとないので、母と恩人Rさんを誘う。
ダンナも同行するので計四人の旅団となった。
言いだしっぺが自分なので私が幹事?になり交通機関やら宿やら手配したのだが、
全日空「いっしょにマイル割」を前提に考えていたばかりに、
かなりその都合に振り回されて各人への連絡が二転三転してしまった。
こういうとき参加者がその場にいないと思いのほか大変だと教訓を得たり、
いつ電話をかけていいものか迷いながらおろおろしたり、仕事より大変だったかも。