意外と休みにはならず

午前中は引き合いもなくのんびり過ごしていたが、
夕方になって2件の新規案件が。
先週から引きずっている宿題はないものの、
まるまる休日にはならないものだと妙に感心した。

大人気……?

先週末に得意先へ顔を出してからというもの、仕事が方々から来て大変だった。
せっかくの帰省だというのに一室にこもって通常業務。いや通常より忙しかったかもしれない。
父が「あいつら、何しき来てるんだ……?」と呆れる始末だった。
観光もしなければ休憩もしない、両親との会話も食事だけの有様では無理もないが。
当方も金曜の「宿題」だけ提出してのんびりしている予定だったのだが、
進めている間に4社から声がかかった。うち2社は流石にお断りした。
一通り片付いた今から考えても、引き受けられる業務量ではなかった気がする。
持病?の口内炎やらしゃっくりやらが暴れ出して大変なことは大変だった。
幸い実家にいるので家事は120%母に任せられたが(ごめんなさい)。
波が激しいのはフリーランスの定めとは言うものの、ここまで忙しかったのは恐らく初めて。
仕事量を増やすべく取引先をふやす方針で来たのが吉と出たのか、……。
まあどの仕事もその案件なりに楽しかったのでよしとする。

得意先訪問

一番お世話になっている翻訳会社の人が「遊びにおいで」と声をかけてくれた。
というのは、私が東京から関西に引っ越してきたことでご近所さん?になったのがきっかけである。
社交辞令だろうとも思ったが、面白いのでとっとと約束を入れてしまった。


会社の最寄り駅で待ち合わせ、軽く周辺を案内してもらってからカフェへ。
席に着くや、「仕事の話からであれなんですが」とクリアファイルが登場?
そういえば引き合いのメールがあったことは携帯から見て気づいていたが、そうきたか。
折しもこの週末は既に二社から受注があったので、恐る恐る納期を聞いてみた。
「いつでもいいですよ。できる一番早い時間で」その笑顔に参った。
これはやはり急がなければならないのだろうか。
事情を話すと、来週中なら何日でもよいとの答えで一安心。


写真をもらって旅行やら趣味やらの話をしつつ、周辺の散策に案内してもらえることに。
なかなか面白い風景だったが、引きこもり同然の私には港町の商業施設が目に痛かった。
応対してくれた二人は中国人だったが、町には普通に各国の人が歩いていたので目立ちもしなかっただろう。まして会話はずっと日本語だった。#私が中国語をしゃべれないので。
すっかりおのぼりさん観光客気分で元の駅に戻ると、二時間も経っていた。

苦手な機械

パソコンやら電化製品やらの機械は大好きで扱いもむしろ得意な私だが、
コピー機とファクシミリだけは未だに苦手としている。
会社に勤めている頃はよく立ち往生していた。
#電話が苦手なのは機械であることと全く無関係……だと思う……思いたい
そして本日、改めてファクシミリ送信と対峙したわけであるが。
気づいてみると引っ越して以来、今日まで送信の用事がなかった。
それでも国内相手ならば難なく使えたはずだが、今回の送信先は中国。
基本契約書なので記入欄やら署名やらを手書きして紙で返す必要がある。
スキャンしてメール添付でもよい、と登録担当者は連絡してくれていたが、
のちのち使えないのも不便だろうと更に試行錯誤。


東日本から西日本に引っ越したのでマイライン設定が解除されていたのだった。
「おつなぎすることができません」云々の日本語自動音声をよくよく聞いてみると、
会社識別番号のあとに010をつけてから相手国番号という手順が必要なのだとか。
なるほど、これまで010しかつけてなかったがその前に電話会社を指定する手間が入るということだ。
……次いつ使うか分からないが、面倒なのでマイラインの申し込みをすることにした。

個人とブランド

『自分ブランドの教科書』(藤巻幸夫)、『ブランドと百円ショップ』(堺屋太一)を読んだ。
どちらの本も題名に「ブランド」の文字が躍っているが、内容はほとんど関連がない。
前者は社会人(ほぼ勤め人)向け、いかに自分を高めるかの方法論が示してある。
後者は大局から世相を眺めたコラムの書籍化されたもの。
どちらが役に立ちそうか、より心に響いたかといった印象はない。
私が一番「面白いな」と思ったのは奥付の違いである。
前者には当然のように著者略歴が載っている。
有名人なので知っている読者も少なからぬいるだろうが、ちゃんと書いてある。
反して後者、著者について一言もない。
これがブランドですね、わかります。

割り込み

新しい取引先(国内)から初受注した中文和訳にとりかかっていると、英語メールが来た。
先月ホテルのプロモーション資料翻訳を依頼してくれた香港の会社だった。
「ちょっと追加スローガンがあって、なるべく急いで欲しいんだけど」
急いでと言われても別件がある。とは言え無理なら無理と判断して答えなければ。
添付された原稿を見て唖然。何と全文13文字。
断る言い訳を英作文するより納品した方が早いに決まっている。
本件の割り込み、所要時間2分。
ちゃちゃっと納品メールを書き、「お代は要らないよ」。以上。
……90円そこいらのギャラに1000円で済まない振込手数料はかけられないので。
恩に着てもらえるといいな、程度の期待。