中国語には繁体字と簡体字がある。
自分の目では同じものとして認識できても、データとしては全くの別物。
穴はどっちだ
ファイルの処理だけで半日も苦闘する羽目になった。
まあ正味翻訳の見積工数が2日だったので、進捗上の問題はないのだが。
仕事中の冷静さに欠けていたことに気づいた教訓をもってよしとしよう。
終わったのに終われない
どうにか副業の修正対応を済ませて本業に戻り、訳しかけたファイルの残りに取りかかった。
翻訳そのものはきわめて順調に進み、目標どおりの進捗に到達。
いざTRADOSタグ形式のファイルをExcel2003形式に直そうとしたら、固まった。
・TagEditorが固まっているのに「応答なし」と表示されない
・それでもタスクマネージャで止めようとすると「他のプログラムがビジーのため…」と言い訳して動かない
・タスクマネージャを見ると(アプリケーションとしては)起動していないはずのExcelがいる
翻訳自体は終わっているのに、納品物が作れない苦痛。
結局Windowsそのものを再起動したらどうにかなった。
#固まったプログラムがあるのに何事もなく再起動できるのが不可解だが
Excel2003形式ファイルは互換性警告とやらを出されつつも開くことはできた。
しかし何故か更新日時が昨日の午前(原文ファイルのダウンロード時刻)のままだった。
もしやOffice2007体験版なんぞを入れているのが悪かったのか。
それにしては昨日できた作業(「訳文のみ保存」)が今日できないという現象がぴんとこない。
明日以降にこんな目に遭わないで済めばいいのだが。原因不明。対策不能。
TRADOS最新版の敷居
TRADOSの最新版「SDLTradosStudio2009」を導入することにした。
先行予約キャンペーンとやらで一ヶ月ほど前に2007Suiteへアップグレードしていたので、最新版配信開始の通知が届いた次第。
TRADOS製品のアップグレードは何度かしているので、特に何も意識せず始めたところ。
・最新版の配信ページでライセンスの返却を要求される
しかも返却は専用ソフト「Licence Manager」を使う必要あり。
元からセットにあると言えばそうだが、起動方法ぐらい配信ページで案内してくれても……ねぇ。
・インストールを開始しようとすると2007Suiteの削除を要求される
さらに、新製品を起動してみてびっくり。
・Studio2009では昔の翻訳メモリを参照できない
翻訳メモリのアップグレードとかいう作業で要はファイル変換する手間がかかる。
そこまではいい。が。
・翻訳メモリのアップグレードにはTRADOS2007を要求される←いまここ
……消せって云ったのあんたらぢゃん
泥沼はさらに続く。
・ファイル配信ページの「最新のアップデート」にあるTRADOS2007の最新ファイル
「SDLTrados2007_FL_SP2_835_Patch.exe」は
名前がSP2なのに、パッチしか含まれていない。
ええとSP2本体はどこに……
正解は下~のほう、「お客様が購入したダウンロード」から
「SDL Trados 2007 Freelance 」を選択するとようやく「SDL Trados 2007 Freelance (サービス パック 2 を含む)」に出会える。
同じ目に遭っている利用者は複数いるのでは。
ぃゃ最初から「SDL Trados 2007 Freelance (サービス パック 2 を含む)」を見やすいところに置いてくれ。
まとめ
「SDL Trados 2007 Suite Freelance」先行予約で「SDLTradosStudio2009」を手に入れた人は、
1.「SDL Trados 2007 Suite Freelance」を削除する(バックアップも重要)
2.「SDL Licence Manager」を起動してライセンス変換処理をする
3.「SDLTradosStudio2009」をインストール
4.「SDL Trados 2007 Freelance (サービス パック 2 を含む)」をインストール
…..このたった4行の情報が、何故公式にないものか。
トラドスの「と」
TRADOSの入門サイトを目指して(というほどエライコトをするつもりはないが)
新しいブログを作ってみることにした。
トラドスの「と」
何のアフィリエイト(小遣い)にもならないが、興味のある人に見ていただければと思いつつ。
癖があってややこしいソフトなので、うまく噛み砕けるよう検討中。
TRADOS翻訳の進捗確認
慣れもあって私はWord+TRADOSで翻訳作業をしていることが多い。
ただ進捗がページ数でわかりにくいのがちょっとした悩みだった。
そもそもが数枚ならば悩むまでもないが、TRADOSが威力を発揮するのはもっぱら長編。
いかんせん、画面上は原文と訳文が交互に並ぶ表示となるため
Wordでのページ数表示が3~5割増しになってしまい結局どこまでやったのか分からなくなる。
今回とある大規模案件で60枚が104枚まで膨れあがっていたのだが、
実はWordの「印刷プレビュー」機能ならばページ数が正確に表示されるということに気づいた。
作業中の文書を印刷したことがないので知らなかったが、
TRADOS処理した原文は「訳文を生成」しなくても印刷されないようだ。
したがって、印刷プレビューでは「訳文を生成」と同然の表示になる。
すなわち
「印刷プレビュー」画面において
総ページ数-訳文のみ表示されるページ数=残り原文ページ数
知っている人には馬鹿げた問題であろうが、私にはちょっとした発見だった。
上級試験は甘くない、のか?
TRADOS認定試験(上級)を受けてみた。
PDF資料と受験料(3回挑戦可能)で2万円也。
受かったとしてもマイナーな資格だし、とは思っていたものの。
2連敗。
資料は全て読んだし、何も疑問を感じていなかったのだが
いざ試験問題を見ると「???」で全く進まない。
使わない知識は身につかないということか。
遠吠えをさせてもらえば、別にそこまでできなくても……な内容だった。
大規模プロジェクトの一員(翻訳会社の担当者を含む)にならない限り、
ファイルの共有やら権限設定やらに腐心する機会はない。
これまで何件かTRADOS指定で仕事をもらったことはあるが、
作業の共有も引き継ぎもした例しがない。
……あるいは英語が本業の人ならば必要な知識なのかもしれないが、
実際のところどうなのだろう。
使用歴5年で数件しかTRADOS指定の案件を受けたことがない。
大規模案件ですらせいぜいExcelの一覧表が訳語の統一用に回ってくる程度で、
翻訳資産(と言われているもの)の活用は専ら私個人の中でだけ行ってきた。
発注元が言及することといえば「繰り返し文節は30%(の報酬)ね」程度。
持っていることで収入が減る希有な技能……
円高なのに
以前から気になっていたSDL Trados認定なるものを受けてみることにした。
字面どおり?Tradosが使えるよん、というSDL社(販売元)のお墨付きをもらう試験。
何ら公的でない資格ではあるが、受験料に教材費も含むというので専ら教材が目当て。
と言うのも、Tradosはやたらマニアックで複雑なソフトのくせに日本語の独習本が1冊しかないのだ。
しかもその本は某社の中の人に貸して数年……
その受験料とやらが何だか損した気分なのだが、定価のせいと言い切ってよいものか否か。
199米ドル/ユーロと表示されていたのに、いざ申し込んだら2万円だった。
今朝の為替相場では1ドル90.34-90.39円、1ユーロ117.68-117.73円なのに。
手数料を考慮すると1000円とはいかないが、500円ぐらい損した気分。
円決済にする分のリスクを見込んで日本(人)向けを2万円に設定しているのだろうか?
昨今の円高を少しでも利用してやろうと思った私が浅はかだっただけなのか……
……外貨収入はしっかり目減りしているorz