こんな日が来るとは

大陸の翻訳会社のほうが高単価で求人を出している。

取引実績のある国内のどこよりも高い。
目にした案件の募集分野に限れば相場の倍額だ。
(そもそも分野を限った求人自体あまりないが)

昔は「大陸(の人)なら安く使える」と聞いていた。
翻訳会社の経営者の講演でも、だ。
必要な生活費が少なくてすむから云々。
それが遂に逆転したということか。

気になるのは、和訳だということ。
つまり最終読者、消費者は日本人のはずだ。
下請け料金が高ければ最終製品も高いだろう。
その高い製品を買う原資は期待できるのか?

卑小な話、翻訳料金の支払いは確実なのだろうか。
だとしたら消費税の納税に悩む必要がなくなる。
そもそも国際取引に消費税は課税されない。

複雑な気分で手を拱いている。

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