固有名詞の日本語訳を探していて思い当たったので備忘。
英語で中国の固有名詞に行き当たったときの調べ方は以前まとめたが、その姉妹編。
見つかった表記が簡体字で、日本語の相当する漢字が判らない場合にも使えるので。
言わば教材
さぞや強力な機能であろうATOK12の自動学習ツール。
いかんせん「中文和訳の訳文だけ学習」を自動化できるわけではなかった。
どうもATOKは日本語と中国語を区別しないらしい。
結果として適当な読みの中国語文字列が入った「文書学習ツール辞書」が誕生。
日本語が出ないのでは無意味なので、対策をひねり出した。
押してもだめなら引いてみな
年次報告書などでは参考資料として過年度分の両言語版を支給されることがある。
翻訳メモリとして支給されない時点で、何らかの問題があることは推察に難くない。
見た目には問題のない文書が、特定のソフトに言わせれば壊れているのだ。
そういうときの選択肢は、担当者にその旨を投げ返すか、自分で何とかするかの2つ。
今回はかなり優秀な担当者が「うまくいきませんでした」と言っているので後者。
透かしの強制撤去
GB規格票などは朱色の「透かし」で安易にコピーできないように作られている。
本来なら閲覧にとどめるべきなのだろうが、実務上そうも言っていられない。
上書き可能な文字列を得られないと始まらないからだ。
長い文書ほどPDFや紙の原文を読みながら翻訳などしていられない。
口上はともかく、方法論の備忘。
オブジェクトの強制編集
PowePoint上のグラフや「Microsoft Officeオブジェクト」は曲者だ。
外部(たいていExcel)から貼り付けられたものの場合、中の文字列が編集できない。
何故か見出しは編集できて凡例は編集できないものまで実際あった。
備忘のため、強制的に文字列を編集する方法を記しておく。
専門書より専門誌?
以前にも書いたとおり、私にはこれといった専門分野がない。
しかし専門性が高いと言われる原稿は容赦なくやって来る。
従来は、用語辞典(中日で見あたらなければ中英)とネット検索が主な情報源だった。
検索するものは専門商社/メーカーの商品説明ページであることが多い。
学術論文に行き当たることもあるが、使える資料は合理的な手間では見つからないものだ。
そこで各分野の入門書や大学教科書などを浅く広く読んではみたが、当たる確率は低い。
求められる知識だけでなく、その世界の文脈を見て取れる資料はないものか。
これまで気づかなかった不明を恥じるばかりだが、実は各業界に特化した雑誌が一番だった。
想定読者が見慣れているであろう用語や文体がぱっと見に掴みやすい。
しかも本文だけでなく掲載広告までが分かりやすく参考になるものだ。
例えば産業用水調査会の月刊『用水と廃水』は、水の浄化施設/設備について詳しい。
広告も水処理プラント設備だったりする。
一方、日本ベアリング工業会の『月刊ベアリング』には機関誌らしい企画記事もあった。
他誌もそれぞれに有用で面白くもあるのだが、利用する上で未解決の課題はある。
目的の資料に辿り着く経路が通常の検索では追いつかないのだ。
漠然とした需要からでは、書架へ行って各誌を数枚めくるぐらいしか検索ができない。
納期に余裕がある案件なら、調べ物に集中する日を作って図書館を訪ねてもいいだろう。
問題は急ぎの場合。仕事環境ごと持ち込んだものだろうか。
と言うのは、専門誌は館内利用に限定されているのだ。
複写するほどのものでもないが、ざっと読んで覚えられるものではない。
…結論は出ているか。平時に定点観測をしておいて、いざという時に館内ノマド。
何だかかっこいいような、いまいち現実味がないような。
原稿がきれいな画像だったとき
送られてきた原稿ファイルが画像しかなく、テキストのコピーや書き出しができない時どうするか。
私の場合はOCRソフトでテキストに直しているのだが、文字が黒くないとしばしば認識できない。
複数の色で作られている場合、よりたちが悪い。
そういうとき、私は「PhotoEditor」を応急処置として使っている。
Office2000のツールなのだが、どうも2003からは外されてしまったようだ。
1.画像ファイルをPhotoEditorで開く。
2.ファイル→プロパティでグレースケールを選択。
3.ガンマ値を適当に下げる。
4.保存する。
操作としては単純だが、ページ数がかさむとなかなか骨が折れる。
テキストそのものを入力するのとどちらが効率的か、作業前に吟味が必要だろう。
中国のお買い物代行サービス その弐 使ってみた
ちょうどPayPal口座に半端な米ドル残高があったので、それを使ってPanliで買い物代行なるものを体験してみることにした。
手順は意外と簡単。
1.ネット通販の店舗で商品を選ぶ
2.商品のURLをショッピングカートの該当欄に貼り付ける
3.決済方法を指定する
……その後、品物がPanliに届いたら発送について指定する(予定)
まず、好きな店舗で商品を選んで商品URL(図示)をコピーする。
次にマイページ(我的Panli)を開く。
先にコピーしておいた商品URLを図の空欄に貼り付け、黄色いボタンを押す。
商品情報の読み込みに成功すると商品名や価格が表示されるので、下の青いボタンを押すと表示中の商品がカートに入る。
商品を選び終わったら、右下の大きいボタンを押すと購入代行を申請できる。
続けて他の商品を選びたい場合は左下のボタンで入力画面に戻る。
初回や残高不足時にはチャージを要求されるので、Paypalまたは国外カードを選択する。
中国のお買い物代行サービス その壱 出会ってみた
ひょんなことから、Panliなる中国のお買い物代行サービスを発見。
現在のところネット通販の購入代行にのみ対応しているそうだが、何がありがたいのかというと
・米ドル決済(Paypal可)
・選べる配送方法(DHL:2-3日、EMS:5-8日、Air:8-14日)
・複数の店舗から取り寄せた商品をまとめて発送
・オークション入札代行も可
でもって最短1週間ぐらいで中国の品物が手元に届くらしい。
もちろん?送料の他に代行費用(商品代金の10%)がかかる。
中国のネット通販ならどこでも扱ってくれるようだが、Panli曰く「中国では決済時まで送料が分からないことが普通」だそうなので、「(中国)国内送料無料」の店舗から選ぶと煩わしくない。ここだけでも12店舗ある。
ゆうちょATM振込機能がすごい
回し者ではないのだが、面白かったので宣伝してしまう。
ゆうちょ振替払込用紙で入金する用事がある人にはATMがお勧め。
・早い
・安い
・存外便利
某資格試験の願書に専用の振替払込用紙がついており、
受験料はゆうちょで払い込んで連票の右端を願書に同封せよとある。
願書が普通郵便ではいけないそうなので、そのついでもあり最寄りの郵便局に行った。
払込用紙を見た窓口の人が「あっち(ATM)の方が早くて安いですよ」と勧めてくれたが
連票のハンコは、と気にしていたら「明細を見せてくれたらハンコは押します」とのこと。
窓口の混雑緩和ということもあるのか、と思ってやや首をかしげながらもATMで挑戦することに。
送金→当行口座→通常払込み を選択(うろ覚え)。
払込用紙を挿入するよう画面に指示が出る。
ATMの左上に払込用紙専用の挿入口があるのでそこから入れると、一部がスキャンされ画面に出る。
基本的には「確認」を押すだけで手続きが進み、振込先(加入者)情報を入力する必要なし。
金額は何故か画面表示を見ながら自分で入力するが、手間はほぼそれだけ。
利用明細表に振込先、金額、依頼人氏名のスキャンが印字されて出てくる。
「振替受付票」との表示もあり、郵便局名も入っているので、
場合によっては連票の右端を使うまでもなく明細票の直接送付でもいけるかもしれない。
確かに窓口より早く(1分未満)、安かった(今回は80円)。
窓口よりATMのほうが長く開いているので、忙しい人に特にお勧め。