因果な仕事

よりによってPEのPEをしている。

機械翻訳→人間PE→機械チェック→人間修正(→客先納品)。
ここで言う人間修正の仕事が回ってきた。
機械チェックでは約物や旧字などの間違いを機械的に拾う。
拾われた箇所が含まれる訳文を修正するという話だ。
機械で拾われた間違いだけ修正すれば済むというわけではない。
得てして間違いが残った文には他の問題も残っているのだ。

  • 何も修正せず(PE済みとして納品されたケース、以下P)
  • 機械翻訳にかけた結果がそのままP
  • 文型だけ直して誤訳は直さずにP
  • コピペミス?で空になった段落があるままP

何をか言わんや。
おそらく機械に拾われていないところも同様だろう。
しかしそこまで請け負ってはいないので手は出さない。

そういうPした人々もおそらく同じ。
「そこまで請け負ってはいないので手は出さない」。
プロ意識の欠如と言えばそうかもしれない。
とは言えプロを使える報酬条件とは思いがたい。
報酬に見合った働きなのかな、と変なため息が出る。

客先も翻訳会社も買い叩いている認識は薄いのだろう。
でも買い叩かれるどころかのめされている感覚がある。
私自身は後工程なのでまだ報われようはあるが。

人材不足は人手では埋められないのでは。

 

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