今週は四日連続で「昇段考試」があり、代わりか金曜は休みになる。
言わば中間試験のようなものだが、名前に昇段とついているのが曲者。
合格が前提に作られているが、一科目でも落とすと昇段できないのだ。
そして今学期の後半また同じ教科書を最初から勉強し直しということになる。
下の段の子が上がってくるので、もし落伍したらクラスも変わってしまう。
落とせないとは思うののの、ここまで迫ってしまっては勉強のしようもない。
しかも今日の科目は聴き取りと泛読なので復習のしようもなかった。
だからみんな一緒だろうと自分に言い聞かせ、八時の聴き取り試験に参加。
解答用紙が二枚あって、どっちが先だろうと考えているうちに第一問が終わってしまった。
でも焦る暇はないので第二問から復帰。ともあれ六割さえ取れれば昇段はできる!
ところが杞憂だった。問題文は二度ならず三度も流されたのだ。安心そして退屈。
長い昼休みを挟んで泛読。一見したところ全て選択問題のようだ。
制限時間は一時半から三時までとなっていたが、途中退室は許されるらしい。
お言葉に甘え、二時ちょっと前に提出して席を離れた。背後に歎声を聞きながら。
考えて解る問題は最初から解けるし、考えて解らない問題に時間を割くのは無駄だ。
ただそう思って出てきたのだが、相当でかい態度だと思われてるだろうな。