「互相学習」に費やすこと二時間半。喋れるんじゃないのか?私…..。

普通テスト期間中は学外の子を呼ばないものらしいが、私は来るものは拒まない。
相手が今週もやりたいと言うからには、空いている時間ぐらい提供するのが筋だと思っている。
なにぶんお互いの勉強を手助けする約束なのであって、単なる私の為の補習とは違うからだ。
それでも週二回のところを旅行の都合で一回にしてもらっているのでお互い様とも言える。
私はテストも残り一科目だし授業も勿論ないので何も教えてもらう必要はない。
そうなると彼女に初級日本語を少し教えるだけなので余り時間は要るまいと思っていた。
ところが何故か今回に限って持って来ている教材の量が多い。授業がかなり進んだらしい。
彼女いわく、二週間ごとに先生が変わるのでやりかたが一定していないとのこと。
しかも今回の先生が金曜に試験をすると言いだしたから大変らしい。
短い挨拶文を用いて先生と対話するのが今回の課題らしく、説明に困ることしきり。
何故なら中国語には「ただいま」/「おかえり」、「頂きます」/「召し上がれ」に相当する表現がないのだ。
つまり私は概念から説明せねばならない。しかも自分の拙い中国語で…..。
辞書を引きつつ筆談も交えつつ苦戦はしたものの、何とか理解はしてくれたようで一安心。
文の読み方も教えて欲しいというので最初は彼女に読ませてところどころ訂正を入れ、
一段落してから全体を通して私が音読した。神妙な態度で聴き入っていた彼女が一言、
「日本語の時はゆったりとしてて通るいい声ね」。…..。

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