点と線

勤めていた会社の元上司と打ち合わせをしてきた。
(と表現すると本人は嘆かれるかもしれない)
ありがたいことに、単発案件の打診である。
が、翻訳とはやはり関係ない。
強いて言えばシスアド仕事の難しいようなもの、ダンナ曰く「SI屋さんの仕事」。
必要なシステムの要件定義から業務フローへの落としこみまでというと大げさだが、
実際そんなようなことを元上司およびその現在の部員たちと考えることに。
……つまり、またしても「何とかする能力」の出番だ。
話を整理してみると、「自由記入コメントを定型化できないか」という課題が浮上。
記入している側からすると、自由記入だからこそ伝えられる内容があるという。
しかし、いくら自由とは言え、使われる語彙は業務の範囲内に収まるもののはず。
どんな語句が多用されているのか数えるだけでも価値があるのでは?と呟くと
元上司からは「いいじゃんそれ、まとめてみてよ」とのお言葉。
で、実作業として語彙の出現頻度を数える方法はと言うと。
Tradosの派生商品?MultiTermExtractの辞書生成機能が使えることに気づいた。
あいにく私が持っているのはフリーランス版なのでモノリンガル用語抽出はできない
(対訳を用意して言語ペアを作成する必要がある)のだが、
今回は頻出語句さえわかればいいのでまじめに訳す必要はない。この手はありだ。
意外なところで結びついた(らしい)点と線。
面白いことになってきた気がする。
が、やっぱり履歴書に書けるお仕事ではなさそう。
もう就職する気はないのでかまわないけど。

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