いわゆる民泊に滞在していると、生活用品が入り用になる。普通のホテルや旅館なら人数分、日数分ある消耗品類。
シャンプー類、洗剤類、ティッシュ類だ。
民泊にも数日分の用意はある。
しかし滞在日数によっては買い足すことになる。
台所が利用可能で調理用品と食器の備え付けも一応ある。
食材と調味料を買えばある程度の自炊はできそうだ。
ある程度。
自宅と同等の調理は流石に望めない。
とはいえ外食や中食が何日も続くのは避けたい。
直接の出費もさることながら、栄養面も考えたいのだ。
そういうときに頼もしいのが100円ショップ。
めんつゆや料理酒が小瓶で買える。
気軽に使いやすそうな食器もある。
電子レンジで蒸し物や米飯が作れる道具まである。
量が100円分でも耐久性が100円分でも問題にならない。
ちょうどそういう需要だからだとも言える。
滞在先の立地によってはドラッグストアも馬鹿にならない。
店舗にはよるだろうが、たいていの消耗品は揃う。
乾物や冷凍食品は下手なスーパーより充実していることも。
「下手な」で語弊があれば「大口売りで安い」店舗。
少人数が「半端な期間」だけ利用するには不都合なのだ。
何しろ冷蔵庫の容量も限られている。
自宅での日常を再現しきれずともよい、と家人は言う。
どの辺りで折り合いを付けるか、に知恵を絞るところだ。
自分が暮らしの何を優先しているのかが浮かび上がってくる。
ことによっては帰宅以降の暮らしにも影響するかもしれない。