眠れないとき

冷え性のせいもあって、この時期はなかなか寝付けないことが多い。
寝付けないのが気になり出すと、近所の些細な音が妙にやかましく聞こえてくる。
殊に耳障りなのは、幹線道路を爆走する?整備不良車の音と、季節限定ではあるが猫のうなり声。
闘っていて叫ぶのはまあ分かる、致し方ないと同情もする。
しかし納得いかないのは、オス猫がメス猫に言い寄るためのものらしき太い声だ。
・こんな寒いときに繁殖行動せんでも
・美しくもなければ色気もない声にしか聞こえないのに
とある時こぼしていたら、
「いやそりゃ猫だって人間様の甘い囁きなんぞ理解できんだろうよ」とダンナ。まあごもっとも。

やっと落ち着いた

Office2007アップグレード版がやっと届いた。
早速あの小癪な箱を開け、プロダクトキーを目視確認。
DVDは出さなくとも用は済んだ。
試用版を抜いていなかったのでライセンス切り換えなる作業をしただけである。
アップグレード版のキーでも問題なく切り換えができたのは、Office2003が入ったままだった怪我の功名かもしれない。
意外だったのは、PCの再起動を要求されなかったこと。
そして各ソフトの初回起動時に「構成しています」とか言われ妙に時間を取られたこと。
余裕のあるときでないとソフトの入れ替えはやはり無理らしい。
ともあれ一連の不具合やら心配やらとはおさらばできたので、まあよしとする。

雑談はメールで

勤めていた頃、自宅にPCが3台とサーバーが1台あるという話を職場の人にしたら
「もしかして夫婦の会話はチャット?」などと半端に真顔で言われたものだ。
当時はIPメッセンジャーを使っていたので半分正解といったところだが、今は違う。
お互いの作業に割り込んでしまわないよう、どうでもいい話題はメールを使っているのだ。


ご存じの方もあろうが、我が家では夫婦共にフリーで在宅の仕事をしている。
だが、これっぽっちも同僚ではない
仕事上の接点はほとんどないし、「業務」を手伝う機会もあまりないのだ。
そこに「互いの仕事は邪魔しない」という大前提があるものだから、日中の会話はほとんどない。
声を掛けると集中が削がれてしまう、という理由による。
とは言え共有したい話題はあるし、忘れないうちに伝えたい用事も発生する。
そういうときにはメールにまとめるのが一番。
まとめる過程で伝えたいことが整理されるし、受け取った側がすぐに読む必要もない。
(急ぎの要件は様子を見計らって声を掛ける)
手が空いたか気分転換したいときにでも反応すればよい、ということになっている。

いくら何でも

ProZを見たとかで上海の翻訳会社から中文和訳の引き合いをもらった。
原稿が添付してあるだけで納期も報酬も提示がない。
見積をくれというので原文1文字5セントでどうだと聞いてみたら、
「特例でOKするけど普通は3セントね。んで納期は午後2時」
分量が少ないので納期(中国時間は1時間遅い)は問題ないものの、特例で(弾んで)5セントって……。
決済手数料だけで報酬が飛びそうな例、にまた出会ってしまった。
現在の円相場だと3セントは3円にもならない。
そんな報酬でプロはおろか日本人を「普段」使えるの?
まぁ中国の会社にはありがちな条件ではあるが。とほほ。

間が悪い

先月(!)注文していたOffice2007アップグレード版パッケージが欠品だと通知された。
何故か別のパッケージを選択すると在庫ありのようなので、再発注をかけたところだったのだが。
折悪くExcel2007で作成したファイルの修正要求が来てしまった。
当然すぐ対応しなければならないので、やむなく試用版Office2007を導入。
幸い使用期限は到来していないため動くことは動いたが、やはり何か心許ない。
もう何日かしたらまたOfficeの入れ替えがあるかと思うと気が重い。
製品版への切り換えとやらがプロダクトキー入力だけで済むといいが。
発注したのがアップグレード版なだけに、一筋縄ではいかない予感がする(外れてほしい)。

惜しい

中文和訳の原稿がPDFで送られてくるときはたいていスキャン画像そのものなのだが、
今回は珍しく、文字情報の埋め込まれたPDFだった。
PDFの表示と印刷には通常Adobe Reader8を使っている。
中国語フォントサポートを簡体字・繁体字とも入れているので正しく表示はできるのだが、
何故かテキストファイルとして保存すると中国語固有の漢字は抜けてしまう。
テキストファイルのエンコードさえ指定できればと思うのだが、無料ソフトにそこまでは無理か。
メモ帳を立ち上げて貼り付ければ済むだけの手間なので許せるような、もう一声、と言いたいような。

採用基準

行きつけのパーマ屋さんでは、「最低限度の愛想があること」を採用基準にしているとか。
接客が必要な仕事であるからには無愛想ではいけない、コミュニケーションは大事とのことだった。
「僕たちが作るべきものは商品なんです。作品しか作れない、作りたくない人は山に籠もってアーティストやってりゃいいんですよ」と穏やかな口調でオーナーが語っている。
一方的な押しつけが許されるのは良くも悪くも「作品」に限るが、手に職のある人間はそっちへ走りがちだから意識して「商品」に戻ってこないと……共感できるような、耳に痛いような。


いっぽう、彼の知り合いには美男美女しか採用しないという人もいるという。
「技術はなんぼでも教えてやれるけど、顔は作ってやれないから」だそうで。
客商売だしそれもありかな、とは思うものの、何だか他人事なのに聞いていてやるせない。
セットが完了したお客さんをちゃんと引き立てられるかしら、とか。
若者が万一そう言われて面接で落とされたら立ち直れるのかな、とか。


愛想が優先の彼にしろ、顔が優先の彼にしろ、共通しているのは「技術なら教えてやれる」というところ。
そう言えば昔いた会社でも「実務なら教えてやれる」なんてのたまう先輩がいた。
……となると、新人に求められるのは「素直にきちんと話を聞くこと」が一番なのかもしれない。
簡単なことのようでいて、実際には感情やらしがらみやらがあって意外と難しいし。

やっぱりe-taxは怖い

確定申告をしてきた。
還付申告は月初から受け付けというので、税務署が混まないうちにと出向いた次第。
東京に住んでいた頃はe-taxを使っていたのだが、ここ数年は国税庁の確定申告書等作成コーナーで作成したPDFを印刷して税務署に持参している。
歩くと小一時間かかるのだが、電車やバスを乗り継いでも似たような時間がかかるので往復とも歩いた。
税務署の確定申告会場は予想に反して大盛況。
窓口の人々はほぼ全員がマスクをしていた。それが正解に見えるほどの人だかり。
大半は相談コーナーに流れていたので、提出そのものには5分もかからなかった。
出口で手をアルコール消毒して速やかに退散。


その後、野暮用で市役所に行くと、税務署どころでない混雑ぶりだった。
順番待ちをしていたところ、目的地でない窓口のほうから穏やかでない会話が聞こえてきた。
住民基本台帳カードを使ってe-taxを使いたいがうまくいかない、という市民と窓口の会話。
(住民基本台帳カードを持っていても公的個人認証を受けないとe-taxは使えない)
市民「このカードで個人認証んとこログインしようとすると何やらいうエラーが出まして」
窓口「調べてみたらカードのICチップが逝っちゃってますわ。磁力か何か……」
市民「いやこの財布に免許と一緒に…って免許も逝ってもうたんかいな」
窓口「ウチに言われても知りません」
市民「……んでこれ、修理できますかね」
窓口「んにゃ作り直しです、えぇ再発行ちうことで。認証再登録と合わせて1000円かかりますわ」
市民「何やそれ、年末に作り直したばっかりなのに」
お怒りの様子。ごもっとも、と端から言いたくなった(が黙っていた)。
住民基本台帳カードが正常かどうか、件のログインを試すまで知る術がなかったらしい。
ところが、持ち帰ってからの不具合は「発行機関のせいではない」「その後の扱いのせいでは?」。
そういう信頼性の代物を作り直せと言われても……1000円の出費より手間暇が痛いことだろう。
確かカードの発行は即日で済ますことができない。
数日後に本人が窓口へ取りに行く必要がある。
それでまた使えなかったら……明らかに税務署へ行く方が楽だ。
とりあえずこの町に住んでいる間はe-taxをやめておこう、と思った次第。

不人気案件

某大手翻訳会社から「29日の件、誰もやるって言ってくれてない」とのメール。
29日の件とやらをよく覚えていないのでその続き(引用文)を見ると、
250語の英文和訳、Wordfast指定だった。
それではやる気がしないというものだ。
そもそもWordfastを使える翻訳者が何人いるのか知らないが、私は持っていないし急いで買う気もない。
指定される案件が多いようなら検討しようか、ということで様子見を決めている。
(同じ態度の人が多いのではと勝手に思っている)
ましてこの会社の報酬は国内ほど高くない。250語ではせいぜい20ドルだ。
もし他の案件を締め日までにもらわなかったら振込手数料で赤字になる危険性すらある。
それだけのために国際取引の手間を掛けるほどアレな日本人はそうそういないのではと思ってしまう。
だから引き受けようとする翻訳者がいなかっただろうに、条件変更なしでは……。
まさに「こちらにも選ぶ権利ってものが」という好例。

特効薬?

やや久しぶりに口内炎を患った。
いつもならプロポリス原液を綿棒で塗りつけるのだが、今回は場所が悪く届かない。
過剰気味にビタミンを摂取しても一晩では治らなかった。
そう言えば口内炎には洗口液だと母から聞いたような気がする。
早速というほどすぐでもないが、就寝前に洗口液を使ってみたところ……。
治癒とはいかないが、炎症はひいた感じがする。
薬ではないのに、特効薬なのでは。