献血

血液センターから検査結果の連絡が来た。
献血の特典として生化学検査と血球計数検査をしてくれるので健康管理に重宝している。


過去5回分のデータが一覧表で出てくるので変化履歴を追うのも簡単だ。
個別の数値が上下したからといって一喜一憂するには及ばないが、傾向は見ておきたい。
数値によって波が大きいものと小さいものがあり、自分の中央値はつかめてきた。


しかし考えてみると、献血が成立する時点で「普通より健康」なのだ。
当然すぎて忘れがちだが、まず体調がいいときでなければ献血する気にもならない。
加えて輸血用血液の要件を満たす必要がある。
・組成が一次検査の基準を満たすこと
・飲んでいる薬がないこと
・手術から一定期間は経過していること
・特定地域への渡航歴がないこと
・海外旅行から一定期間は経過していること
下の2つはともかくとして、上の3つを満たせる時点で一定以上の水準が保証されている。
これもささやかな幸せということか。


検査結果通知には記載されないがカルテには出てくる特記事項というのもある。
学生の頃に指摘された「CMV-」なる特性だ。
サイトメガロウイルスの抗体が通常の献血者よりずっと少ないということらしい。
同ウイルスは水疱瘡の病原体で、たいていの大人は抗体を持っている。
抗体を持たない子供に輸血するには、抗体のない血液のほうが安全なのだそうだ。
水疱瘡どころか帯状疱疹の罹患歴もあるのに抗体が少ないとは我ながら不思議ではある。

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