まずくはないが強烈

その1.苦蕎麦茶(日本で言うダッタンそば茶)を輸入してみた。
見た目がペレット。
煮え湯を注いだ瞬間は何とも言えない芳香だったのだが、数分して注いでみると半端に甘ったるい香り。
ダンナ曰く「スナックの匂い」……言い得て妙だ。
まずくはないが、500g入りで買ったのは失敗だった気がする。


その2.プーアル茶あれこれセットに入っていた「糯米香プーアル茶」
名前からして「?」なので調べてみたが、「糯米香草という草がブレンドされており、強烈な餅米の香り」。
説明文を見ても意味が分からない。餅米なのに強烈??
……飲んでみて納得。確かに強烈な餅米の香りだ。
中国人がどうしてこんな香草を発見したのか、利用しているのか、謎だ。
こちらは幸い詰め合わせの一部なので、あと2~3杯分しかない(3煎ぐらいできるが)。


挑戦してみたい方、コメントいただけたら発送します(苦笑)

めくるめく海賊版携帯の世界

ちょっと前、iphoneならぬlphoneなるものが一部で話題となっていた。
ふと思い出して今更ググってみたところ、その名も山寨機網というものすごいサイトを見つけてしまったので紹介。
「山寨機」というのは「海賊版」「ぱちもん」を指す用語。
そんなに堂々とドメインまで取って晒すとは、中国ってすばらしい(棒読み)。
検索でたどり着いた記事は、海賊版iphoneが有名タレントをCMキャラクターに採用(超訳)というものだった。
その記事の冒頭にこれまた面白いことがしれっと書いてある。
「海賊版iphoneはたくさん見かける。Appleならぬオレンジだとかモモだとかciphoneやらhiphoneやら、ほぼ何でもアリだ」
誇張表現ではなく、実在する(売っている)のだ。
Appleならぬオレンジ「iorgo」
ciphone
因みにこの山寨機たち、lphoneは分からないがOSはWindowsMobile6.1だそうだ。
意外とまともに動いたりして。

おかしなお菓子

先日、お茶を輸入するついでに「十月初五 核桃酥」なるものを買った。
ご丁寧に英語で「October Fifth Walnut Cake」と説明されている。
能書きを見るに「十月初五」=「October Fifth」はお店の名前なのでどうでもよい。
問題は「核桃酥」=「Walnut Cake」のほうだ。
・中国語を直訳すると「くるみさくさくクッキー」となり、「Cake」とは些か合わない
・くるみが全く入っていない。入っているのはアーモンドだけ
ついでに、マカオ土産と書いてありながら
・製造元は広東省。まぁマカオの広さ(世田谷区の半分程度)を考えればまだ許せる。
・中国語表記が全部簡体字。マカオで売られている商品ならば繁体字のはず。


という訳で、結論(教訓とは言いたくない)。
中国語ができるからといって文字列情報だけで商品内容はわからない。
……あほか。

中国のお買い物代行サービス その参 開けてみた

しばらく前に注文した本や諸々が届いた。
やっつけ感ぷんぷんの段ボール。
box1.JPG
開けてみると、ご丁寧に?発泡スチロールとおぼしき緩衝材が。
しかし長さが足りないのか、肝心な本の上部が折れ曲がっている(赤丸部)。
box2.JPG
中身を出して並べてみるとこんな感じ。
お茶の紙筒とお菓子の箱(手前の茶色の被写体)が少し潰れているが、中身は無事のようだ。
goods.JPG
重いもの(専門書)と薄い箱の品物を一緒に買うとこうなるという教訓かしらん。
普通のお茶が一番よさそう。


発送方法の指定について、うっかり書き落としてしまった(画面を控え忘れた)が
日本宛はなぜか欧米より徴収される送料が高い(実費は安いはずなのに)。
文句を(もちろん中国語)で何度か言ったが改善の気配なし。
今回は届くことが優先なので、結果的に相手の言うまま泣き寝入りだったのだが……
但し節約のコツは一つ見つかった。
航空小包で送れる重量は20kgまでだが、システムでの料金は「2kg以上」という規定しかない。
今回の場合ちょうど2kgをわずかに上回る重量だったので特に損したわけだ(苦笑)
ちゃんと届くことが確認できたので、次回また何か輸入する折にはもっとまとめ買いすることを検討しよう。

追記:ダミだこりゃ。2kg以上だとpacket→parcelに扱いが変わるだけで、課金は1kg単位。
2kgまでRMB240、以降1kg(端数切り上げ)につきRMB120とある。
ちなみに1.8kgだとRMB362なので「2kg以上」の方が単価はややマシか。

中国のお買い物代行サービス その弐 使ってみた

ちょうどPayPal口座に半端な米ドル残高があったので、それを使ってPanliで買い物代行なるものを体験してみることにした。


手順は意外と簡単。
1.ネット通販の店舗で商品を選ぶ
2.商品のURLをショッピングカートの該当欄に貼り付ける
3.決済方法を指定する
……その後、品物がPanliに届いたら発送について指定する(予定)


まず、好きな店舗で商品を選んで商品URL(図示)をコピーする。
item1.jpg
次にマイページ(我的Panli)を開く。
p_main.jpg
先にコピーしておいた商品URLを図の空欄に貼り付け、黄色いボタンを押す。
cart1.jpg
商品情報の読み込みに成功すると商品名や価格が表示されるので、下の青いボタンを押すと表示中の商品がカートに入る。
cart2.jpg
商品を選び終わったら、右下の大きいボタンを押すと購入代行を申請できる。
続けて他の商品を選びたい場合は左下のボタンで入力画面に戻る。
cart3.jpg
初回や残高不足時にはチャージを要求されるので、Paypalまたは国外カードを選択する。
charge.jpg

中国のお買い物代行サービス その壱 出会ってみた

ひょんなことから、Panliなる中国のお買い物代行サービスを発見。
現在のところネット通販の購入代行にのみ対応しているそうだが、何がありがたいのかというと
・米ドル決済(Paypal可)
・選べる配送方法(DHL:2-3日、EMS:5-8日、Air:8-14日)
・複数の店舗から取り寄せた商品をまとめて発送
・オークション入札代行も可
でもって最短1週間ぐらいで中国の品物が手元に届くらしい。
もちろん?送料の他に代行費用(商品代金の10%)がかかる。


中国のネット通販ならどこでも扱ってくれるようだが、Panli曰く「中国では決済時まで送料が分からないことが普通」だそうなので、「(中国)国内送料無料」の店舗から選ぶと煩わしくない。ここだけでも12店舗ある。

濃厚なジョーク

半端に潰すべき暇ができるとアンサイクロペディアを読むことが多いのだが、我ながら意外なことに日本語版しか見ていなかった。
ふと気が向いて中国語版を覗いてみたら、色々な意味で笑いを噛み殺すのが大変な面白さ。
#中国語が分からない人ごめんなさい
共産党が共惨党と紹介されている。
もちろん?中国語での韻を踏んだ風刺表現だ。
記事内容はアンサイクロペディア独特の雰囲気をやはり濃厚に持っており、人によっては嫌悪感があるかもしれない。
訳したら面白みが半減しそうなのが何とも歯がゆいところ。
中ほどに「- 讲结石对共惨党的看法」、「- 毛贼东对共惨党的赞美」という見出しが出てくるが、
「讲结石」は「蒋介石」、「毛贼东」は「毛沢東」と(あちらでは)同じ発音なのでついニヤリとしてしまう。
ここまで中国語(しかも簡体字=大陸の文字)で暴言を書いても削除されないとは、
意外に金盾も大人のシステムなのかしらん?

個人とブランド

『自分ブランドの教科書』(藤巻幸夫)、『ブランドと百円ショップ』(堺屋太一)を読んだ。
どちらの本も題名に「ブランド」の文字が躍っているが、内容はほとんど関連がない。
前者は社会人(ほぼ勤め人)向け、いかに自分を高めるかの方法論が示してある。
後者は大局から世相を眺めたコラムの書籍化されたもの。
どちらが役に立ちそうか、より心に響いたかといった印象はない。
私が一番「面白いな」と思ったのは奥付の違いである。
前者には当然のように著者略歴が載っている。
有名人なので知っている読者も少なからぬいるだろうが、ちゃんと書いてある。
反して後者、著者について一言もない。
これがブランドですね、わかります。

上には上、下には……


甘い彗星
というスイカがある。

リンク先は交配元の公式ページなのだが、よく見ると
果実写真のすぐ下にとても小さく「3倍すごいニュータイプ。」とある。
カネコ種苗、何てことを書いてくれるんだ……

・その名も甘い彗星
・3倍すごい、って何が?
・しかもニュータイプ

一部の人間(推定30代)には笑えて仕方のないネタ表記である。

もしやどこかで話題になっているのでは、と「甘い彗星」で検索してみると、

このネタを楽しんでいる人、既にいる模様。


思わずピリ辛ピーマンの商品説明を見て混乱していたのがどこかに行ってしまった。

いわく『チンジャオロースのチンジャオとは「津椒」と書きます』…..書きません、普通。「津椒JinJiao」ぢゃなくて「青椒QingJiao」。続く『「津」とは天津、「椒」はピーマン』はともかく。
念のため「津椒」なるものを調べたが、案の定ピーマンの一品種だった(天津が由来なのは確からしいが)。ちなみに「椒」は現代漢語辞典によると『果実または種子に刺激性のある風味を持つ植物』であり、ピーマンというよりトウガラシ。「津椒肉絲」だといわゆるチンジャオロースではなく天津ピーマンのチンジャオロースになってしまうはず。焼き芋を焼きベニアズマと言うぐらい滑稽に感じたのだが。