上海市内の名所「玉仏寺」見物。笑える。

明日も旅行なのだが市内見物もしておきたいと思い、午後から出かけた。
押し合いで内出血しそうなほど混んだバスを乗り継いで一時間半。
ビルマ伝来とかいう白玉製の仏像で有名な「玉仏寺」は幹線道路沿いにあった。
線香をいらんほど束ねて売っている婆さんに「一把一塊、ありゃんと」と言われる。
一見で日本人と判ったから「ありがとう」と言いたかったらしい。でも買わず。
こっちの風習に倣って礼拝するだけの知識がないから避けて通ってしまった。
白玉製の涅槃像は艶めかしい光沢があり、隣の人が「女か、これ」と言っていた。
言われてみると確かに、仏様にしておくのが惜しいほど色っぽい。腰が(笑)。
そのお堂の向いが売店になっている辺り何とも中国らしいと言おうか、上海だなぁと云おうか。
ホログラム光輪つきのブラックライト阿弥陀座像(しかも二体一組)には笑うしかなかった。
本堂らしき所には妙に肉桂のつんつんした阿弥陀座像がやはり二体ましましていた。
信者が座布団に額をすりすりしながら憑かれたように何度も何度も拝んでいる。
真摯な姿を見て馬鹿にする気にはなれないが、でもここの仏様に御利益はないんじゃ…..。
顔が異常に人間(しかも中国人)くさいのだ。極彩色にも関らずまるで神々しくない。
堂内の両脇に陳列された諸神将しかり。しかも頭部がでかいので面白いとしか思えない。
建物もよく見ると面白い。鬼瓦が龍なのはいいが、瓦を咥えてかつ笑っている。
壁にも龍が浮彫りされていたが、これまた笑顔。かつだらしなくとぐろを巻いている。
不思議だったのは何体もある狛犬の全てが石の玉(つつくと動く)を咥えていたこと。
燃え盛る線香の煙でむせそうなので長くはいられなかったが、写真は撮った。

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