朝っぱらから学校中の事務所をあちこち回っていて疲れはむしろ倍加している。
でも農林局には今日を逃すと行っている暇がないので午後イチで出かけることに。
歩きとバス二本を足すとやはり二時間はかかってしまう。荷物を抱えての長旅だ。
前回も何やら工事はしていたのだが、農林局本体がなくなっていたのにはやはり驚く。
でも問題の「野生動物保護処」はプレハブのせいかちゃんと残っていた。
がんがん焚かれたストーブで室内は暑い。おばさん達はお茶を飲んでいた。
今回は日本語のできる人が来ていなかったらしく、みんな中国語のまんま。
でも気を遣ってくれているのか、ゆっくりと喋ってくれたので手続に支障はなかった。
時々「弾いてみせてよ」と言われたが、来て半年だからまだ無理だというと苦笑された。
それでも半年ぐらいでここまで喋れれば偉い方だとかなんだとか機嫌を取ってくれる。
そして書類の手続費なんと二百元なり。なかなかな大金だが、大丈夫なんだろか。
曰く、中国側は何も見ないから日本で税関に何か聞かれたら出すように。
おいおい、日本はそもそも持込み禁止なのに堂々とひけらかしてどうするのってば!
書面によるとシールで封印されたもののみ持ち出しが許されたことになっている。
でも中国側の税関が見ないんだったら持ち出しの許可なんて要らないんじゃ…..?
ってことは何だ、私の授業を休んでまで来た足労と二百元は全くの無駄?
しかも「持ち出し許可」はあっても「持込み許可」がないんじゃねぇ…..。