JTF翻訳環境研究会

日本翻訳連盟の主催する「JTF翻訳環境研究会」セミナーに初参加。
フリーになったら行ってみたいと以前から思っていた、のに遅刻。
大江戸線の深さは侮れないと改めて反省。
セミナーはほぼ毎月あるのだが、中国関係は年に一回しかない。
午後に打ち合わせする予定だった元上司に無理を言って日をずらしてもらい、
恐る恐る会場に向かった。
講師は中国のみならず世界各地でローカライズ事業を営まれているという。
最近の中国事情を裏表なく丁寧に説明されていた。
そして、「一社で行っても苦労が多いばかり、皆で協力しませんか」とのまとめ。
私以外の聴講者はどうやら翻訳会社の(会社業務で来ている)人々だったようで、
質疑応答も耳に痛いほど切実なものだった。
感想。
中国ではやはり「大きいことはいいことだ」、職人芸より薄利多売の文化らしい。
でも私は一日本人フリー翻訳者である以上、職人になるほかない。
大陸では大意が通って間違いさえなければ翻訳業務は完了とみなされるそうだが、
日本人ことに日本の日本人は違う……その隙間が居場所になりそうな予感。
休憩時間に名刺交換を試みる勇気も出ず、終盤までおどおどしていたが、
公演終了後に複数の方から声を掛けていただき内心ほっとした。
履歴書を見たいという副社長(!)まで現れ、望外の喜び。
早速メールで送りつけてみたが、どうなることやら。

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