ブログの目的

最近、ブログを毎日更新するのが目標となっている。
読む人のことを考えると書けそうにないネタによく行き当たるのだが、考え出すと、このブログを書く目的がなんだったのか分からなくなる。
特に目的を持たなくても気軽に書ける、何かを発信できるというのがIT革命とやらなのかもしれないが。

実は大昔、まだ自分でHTTPタグを付けたファイルをFTPアップロードして更新していた頃には目的がはっきりしていた。
カテゴリ「異郷日記」として残してある一連の日記がその頃のものだが、目的は親や友人への生存報告だった。
12年も前(!)の上海は色々な意味で今ほどきれいな街ではなかったので、留学を認めてもらう条件として毎日の生存報告というのがあったのだ。
実際に、生存するのも思っていたより大変だった。詳しくは異郷日記をご参照されたし
生存報告をするにあたり、
・電話ではいまいち保存性に欠ける。しかも高い。
・郵便では何日後に届くか分からないので「毎日」の意味を成さなくなる。
・自分がすでにインターネットを使っていた(わざわざプロバイダ契約する学生は少なかったと思う)。
ということで母にメールチェックの方法だけを無理やり覚えてもらい、直接連絡はメールでということにしたのだった。
多少は公開してもよさそうな話をホームページ上の日記に載せ、少数の友人知人に読んでもらっていた次第。
当時は体験すること全てが新鮮だったので「更新のための更新」はほとんどなかった。
時々メールで感想をもらったりすると得意になったりもしていた。
帰国後に「面白いからプリントして家族で読んだ」と某親戚に言われたときは流石に恥ずかしかったが。


年が経つにつれ、事物を新鮮に感じることも減ってきた。「書けそうにないこと」も増えてきた。
それでも何とかたらたらと続けている今の目的は、強いて言えば自己紹介かもしれない。

うれしい依頼

数年前JTF翻訳環境研究会で出会った人から中国語訳の引き合いをもらった。
#先週の会にも参加していながら、何故か互いに見つけ出せなかった。
レートを尋ねられたので心持ち安めに答えると、「それでは少なすぎます」とフォローしてくれた。
まぁ今回は量が少ないので料金の変動も知れているのだが、向こうから上げてくれるとはありがたい。
それ以上に、名刺交換が元で仕事に結びついた初の案件ということで感慨深いものがあった。

遠回り

月初に出荷指示を出したはずの国際小包がまだ届かない。
通常7~10日(それでも航空便にしては遅い)というのに倍ほどかかっている。
がんばって貨物追跡ページを発見したところ、照会結果は「北京の税関を通過」。
北京の税関……北京?
わざわざ上海から出荷したものを北京で税関にかけてるの?
そりゃ遅いはずだ。
しかも追跡ページには「クリスマスシーズンのため混雑により通常期より1~3週間の遅れ」とある。
ちょいと待て。3週間も遅れたら年が明けるっちゅうねん。

ごみ136件

起きてすぐメールチェックをすると、新着のブログコメント通知が画面を塞いでいた。
またかと思って開いてみると、案の定?どれも意味を成さない文字列のいわゆるスパムばかり。
個別には下品な意味を成す文字列よりましだと思えないでもないが、件数が……136件。
一件ずつ仕分け操作をしていたが、ふと「コメントの管理」画面があったことに気づく。
めでたく途中からは50件ずつの処理に成功。
難点は、一括でざくざく削っていると既存の(まともな)コメントも削除してしまいかねないことだ。

電話は苦手

昼間から固定電話が鳴った。平日にかかってくる電話は仕事関係が多い。
出てみると「上海から」中国語だった。
幸い聞き取りやすい発音をしてくれる人ではあったのだが、早口で目が回りそうになる。
脳内で逐次和訳していたら追いつきようがない。
最も肝心な「中文和訳」「納期は28日」だけ聞き取るのが精一杯だった。


中国語翻訳の仕事をしていると、よく初対面の人に「じゃあ中国語はぺらぺらなんですね」と言われるが、喋れたものではない。
厳密に言うと、中国(語圏)に足を踏み入れれば喋れる。旅行や買い物の用は足せる。
言語が問題なのではなく、電話で話すのが異常なほど苦手なのだ。
(日本企業に電話で問い合わせするのさえ苦痛でならない)
まして国際電話だと通信上の雑音も入り、難易度が高くなる。


二週連続で英語翻訳をしている人々にあれだけ会っておきながら、「英語ぺらぺらなんですか?」とは一人にさえ聞けなかった。
何となく敬意に欠ける気もするし、そういう雰囲気の場でもなく尻込みしてしまったのだが。
自分は聞かれることを相手には聞けない、というのはやはり修行で克服すべき弱点なのだろうか?

おこづかい半減

我が家は結婚当初から「おこづかい制」にしていないので、自分の所得は全額が勝手に使えるのだが。
私が「おこづかい」と呼んでいるのはカブドットコム証券の「貸株料」である。
純然たる不労所得なので「おこづかい」と呼んでいるのだが、見事に右肩下がりで笑ってしまう。
ここ半年で株式の売買は一件もしていないのに、貸株料が半減。
07/13  378円
08/17  339円
09/14  335円
10/13  304円
11/16  187円
12/14  170円
こうして並べてみると10月(9月分の貸株料)と翌月との差が大きい。
「この間って何かあったかな?」と思いつつも答えが出せない私は投資家にはなれそうにもない。
円高のような、JALショックのような……


どの株も株主優待が欲しくて買った銘柄なので、当分は売る予定がない。
売るつもりになったらさぞや青ざめるだろうなと他人事のように思っている。
貸株料は「銀行預金にしておいたらもらえる利子」ぐらいの認識だが、まあそれにしても不景気なこと。

名刺に出る個性

二週連続で人の集まる場に顔を出した結果、私ごときでも十数枚の名刺を頂くことができた。
まぁセミナーの講師を務めた方はそれも業務の一部ぐらいの認識だったかもしれないが。


会社や組織(から来た人)の名刺はさておき、フリーランスの皆さんの名刺が面白い。
A・名前と連絡先だけ
B・カラーのイメージ画像?
C・肩書きのごとく取り扱い分野を追記
D・裏面に取り扱い分野を列記
E・裏面に履歴書(!)
F・裏面に英語表記(しかもファーストネームが本名と違う)


私本人はCに類する名刺を使っている。
分野などあってないようなものなので「中国語翻訳」としか書いていないが。
それでも効果十分と言うべきか、名刺交換に応じてくれた人のほぼ全員に「へぇ中国語!」と反応された。
数年前は書いていなかった(Aの類だった)ので、書いて正解だったのかなとは思う。
むしろAの類は勿体ないなと感じるぐらいだ。
一対一で話す場面なら相手についてのメモをそこに書き込むとかいう方法もあるだろうが、交流会の中で渡し合う名刺に情報が少ないと、やはり印象が薄くなる。
ちなみにFの名刺をくれた人は一番それが似合わない外見の人だったのでよく覚えている。
恐らく商社かどこかで働いていたときの通称ではないだろうか。

ニコチンと血糖値

新卒で入った会社の先輩やら上司やら男性陣は喫煙者が多かった。
企画書などで煮詰まってくると「ヤニが切れた」と言っては離席し、いい表情で戻ってきていたものだ。
近年お世話になった会社は複数あるが、喫煙者はあまり見かけなかった。
その代わりなのか、皆さん煮詰まってくると「血糖値が下がった」と言ってガムやチョコレートに手を出していた。
自分はタバコを吸わないので後者の気持ちなら分かるが、前者も似たようなものだろうか。

コメントをサインイン不要にしました

お知らせです(なので文体が違います)。
これまで当ブログへコメントを書き込む際にサインインなる手続きを要求しておりましたが、
サインインに失敗するとの声を頂いたため設定変更しました。
これで敷居が低くなったかと思いますので、コメントのある方はお気軽にどうぞ。
明らかなスパム以外は何でも歓迎いたします。

恐るべし大阪のオバハン

色々と間の悪かった今回の東京出張だが、帰りのバスの連絡はよかった。
回数券を買って少し待つだけで乗車できたので疲れずに済んだ。
ほっとして家に連絡を入れたところで問題発生、こまったちゃん登場。
出発時刻になってから悠然と現れたオバハン、「このバス○駅に止まるのん?」
空港側係員「止まるけど、もう出るよ」
オバハン「ちょ待ってぇな、乗して」
係員「じゃあ急いで切符を買ってホラ、んで預ける荷物あんの?」
オバハン「…」
その連れとおぼしき若い女性が券売機に並んだが、なんだかまごついている。
しばらくして本人が窓口へ行くと、上述の女性が荷物を預けはじめた。
係員「そっちの荷物は?」
若い女性「私は行き先また別なので…」
嫌な予感。
オバハンが切符と釣り銭を持ったまま乗車してきたときには南ターミナル発の定刻を2分ほど過ぎていた。
しかも、北ターミナルで乗客を拾いだしたタイミングで「ちょ降ろして」
…降りる?
目が点になっている運転手を尻目にダッシュで降りた彼女、北ターミナルの係員に何やら話しかけている。
彼女の声は分からないが係員の返事だけは聞こえた。
「え?荷物あるかないか分からん?んで戻るの?ってか預けたの?…え?娘が持ってった??」
先刻の女性はオバハンの娘だったらしい。
オバハンはその娘となのか携帯でしばらく話してから、バスのトランクルームに首を突っ込んだ。
「あ~、うちの荷物あったわ~」と言いながら再乗車。
「皆さんえらいすんません、お待たせしました」
……何をか言わんや。
すんませんと口に出しただけでもかわいいと思っておくべきなのだろうか。
それともその行動力を多少は見習うべきなのだろうか。
何とも逞しいことは確かなのだが。
……ああはなりたくない。