本州と九州を往復

下関の「海響館」を見るべく、関門海峡を渡った。
行きは門司港駅すぐそばから「やまぎんレトロライン」で関門人道トンネルへ。
学校行事らしく、夥しい高校生とすれ違った。
何か約束事があったのか、私が散歩する人のような格好だったのか、数人が声を掛けてくれた。
福岡県と山口県の県境で飛び跳ねながら記念撮影する一団に少しなごむ。
下関市に上陸してすぐバスが拾えたので、そのまま唐戸市場へ。
目的地は海響館(水族館)なのだが、数時間うろついてもいいように軽く腹ごしらえ。
隣のカモンワーフで「源平太鼓」なる変形お好み焼きを買った。
今川焼の型で目玉焼の上にお好み焼き(エビ玉)を重ねる濃厚な軽食。


海響館は、親しみやすく水棲生物を紹介するという姿勢がとても分かりやすい掲示で溢れていた。
暦の上では平日であるおかげか、さほど混雑もしておらず、快適にゆっくりと観覧。
意外にも2時間弱で見終わってしまった。
ペンギン村なる別棟施設がお目当てだったのに、何故か途中で順路に逆らってしまい1階にたどり着けず。
ぐるぐると回り道をしてようやく亜南極海ペンギンの水槽に到着。
地下階からは水槽を仰ぎ見ることができる面白い構造だった。
むしろ水槽内のアクリルケースを人間が通ると言った方が正しいかもしれない。
足元も透明なので、泳ぐペンギンを真上しかも至近距離から見ることができた。
深さ5mはあろう水槽を、ジェンツーペンギンとオウサマペンギンが縦横無尽に舞う様は壮観そのもの。
あまりの速さに撮影できなかったのが玉に瑕か。


帰りは関門汽船で海響館そばの桟橋から門司港へ。
揺れているのも気にならないほどの短い時間で九州に戻ってしまった。
歩き疲れていたので、門司港地区の観光は特にせず博多へ撤退。
移動そのものが楽しめる旅だったので、よしとする。

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