鳥好きと楽しむ花鳥園(後編)

集合時刻が近づいたので、園内レストランへ移動。
前回に来た時はレストランというほどのものがなかったのだが、
神戸花鳥園と同じ食べ放題方式が採用されていた。
一行が集まって次々にテーブルを占拠し、18名いることが判明。
同じ卓になった初対面の人々にTwitcard(遊び名刺)をばらまく。
ついったーIDとアイコンが印刷されているので、ほとんど皆さんに「ああ!あの!」と合点してもらえた。
…ただ、こまネズミちゃん(下手合成)がどんなイキモノなのかは誤解されていたようだが。


筑前煮やお浸しに炊き込みご飯、と和食ものを大皿一杯もらって着席。
ついったーやら鳥やらの話に花が咲き始めたところで、何故か携帯電話が鳴った。
出てみると、今回は参加を見送った関西の愛鳥家さん。
「さっき電話くれた?」
「いいえCメールだったはずですけど」
「ま、いっか。盛り上がってる?」
「ええ、すごい人数です」
ぐらいで会話が終了するかと思いきや。
「誰かと話せないかな?」ということになり、急遽2人に電話を回すことに。
目が点になっている私に電話を渡された2人も、目が点だった。それはそうだと思う。
幸か不幸か電話の主は1人だが、「現場と中継がつながっています。ふるかわさ~ん!」の乗りだった。


食事時間は90分以内とあったのだが、
「2時からはコンゴウインコのショーがありますよ」とご注進?があって早めに切り上げる。
団体行動のような、烏合の衆のような、ゆる~い団体状態でスイレン温室へ移動。
トレーナーさんの案内で、スイレン池の四隅に分散した。
2時からのショーは、コンゴウインコがスイレン池を縦断して飛ぶ、観客が持つフラフープを通り抜けて飛ぶ、の2演目。
前者は、人が大きく手を振ればそちらへ飛んでいくという訓練の成果が披露された。
トレーナーさんと一緒に数人の観客が手を振り、そちらへベニコンゴウが飛んでいく。
ちゃんと到着したら、ご褒美のおやつを渡すのも観客が参加できた。
長い柄杓のようなものにトレーナーさんがバナナやひまわりの種を取り分けてくれるので、捧げ持ってインコに近づける。
コンゴウインコは意外にもひまわりの種を犬食い?していた。
1回に5粒もらえる種をいっぺんに口に含み、殻だけをぷちぷちと落としていく。
舌だけで殻と身が分離できるというのは、それはそれで器用だなとは思うのだが。
後者は、長距離飛行ではないので、温室の一辺にみんな集まって見物した。
立候補した観客にフラフープを持たせ、遠くからトレーナーさんが合図すると飛んでいく芸。
フラフープの直径が翼長より少し小さいので、くぐるにはコツが要る。
一瞬だけはばたきを止め、肩をすぼめないと通れない。
それなりに難しいようで必ずしも成功しないとのことだったが、試技4回とも見事に成功。
惜しむらくはフラフープ担当が子供ばかり選ばれてしまったことか(苦笑)。


到着の遅かった東京組は猛禽ショーを見に温室を出て行った。
関西組は午前中の演目と同じようなので屋外会場へは行かず、水鳥温室を散策。
フラミンゴ、クロエリセイタカシギ、クラハシコウ、トキ数種。
彼らの主食が魚であるせいか、妙に魚臭い温室だった。
オオハシもいたが、あまり目立たず。
時々スイッチが入ったように動き出すクラハシコウを眺めてまったり。
温室内の観客が少なかったせいか、シギが足を完全にしまって寝ていたりした。


何時間も歩いたり立ち止まったりだったので足の裏から疲れ、休憩することに。
ツイ割りなる特典で、喫茶コーナーにて飲み物を頂く。
どれがもらえるのかと聞いたら、300円メニューはどれでもいいとのこと。
先に休んでいた関西組は無難に飲み物をもらったが、外から戻ってきた東京組はほとんど全員ソフトクリームだった。
静岡のご当地ソフト、みかん味と緑茶味。
魅力的には映ったものの、夜の方が暑くて食べたくなる可能性を考慮して我慢。


みんな周囲に集まってきたな~と思っていたら、花鳥園のツイッター担当者がご登場。
幹事が連絡を取ってくれたらしい。
丁寧なお礼の挨拶と、ちょっとした質問コーナーがあった。
適当に集まり適当に見物していた「みんな」が一つの「旅団」のようにまとまって拍手。
かなり盛り上がったところで散会となった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です