素直に読んだらいかんのか

某宗教系出版社のベストセラーとやらを読んだ。
書名などを出すと余計なものを惹起するようなのでここでは伏せておく。
と言うのも、家族と云いネットでの知人と云い反応が散々だったのだ。
何もそういう背景を意識せずさらっと読んで、なかなかよくできた本だと感心していたのに。
どうも素直にそう云うと微妙な表情をされるのが納得しがたい。
ねえ皆さん、色眼鏡をかけるほうが正しいの?
誰がどういう目的でいつ書いた本であれ、読み手の身になるものがあってもいいと思うのだが。
確かにそれっぽい内容がなきにしもあらずだったので、心配されてもしかたないかもしれない。
気分が参っているとき、滅入っているときに読んだら危なかったのかもしれないが。
しかし、少なくとも今の私は、そういうときにそういう本を手に取らない。
それでもなお、「危ない人」が書いた本は危ないのだろうか。
まして、読む前の私が「危ない人」ではなかったという確証が彼らにはあったのか?
いちいちこんなことで引っかかる天の邪鬼なので、心配はご無用と云いたいところなのだが。

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