ノマドごっこ

先日、日本通信のDoccica U300なるものを購入した。
FOMA網で上下とも300kbpsのデータ通信が可能という代物であるが、何故かホットスポット(のスタンダードエリアのみ)の使用権もついている。
試す機会もないかと思っていたのだが、大阪市立中央図書館が該当エリアであることが判明。
この図書館は徒歩圏ということもあり、何度か足を運んだことがある。
パソコンを担いで歩くには遠いかとも思ったのだが、思い切って試してみることにした。


ホットスポットが使えるのは、二階の談話室。
室内どこでも使えそうではあるが、今回は「持ち込みパソコン専用席」を借りてみることにした。
まず二階の相談カウンターに専用席利用の旨を伝えて整理券をもらう。
整理券発行時刻から2時間までは利用できるが、以降は利用希望者が出たら順次交代とのこと。
言われた時は少しひやっとしたが、着席してみて安堵。隣の人の整理券が午前中のものだった。
ホットスポットそのものの契約者がどう利用するのかは知らないが、接続は簡単。
baccess.png
bアクセスなるソフトを立ち上げて「3G・WiFi」ボタンをクリックするだけである。
待つこと数秒、よくわからない英語のページが立ち上がったが問題なく接続完了。
Doccica U300そのものと違い、タブの数を気にせず快適に利用できた。
#前者の場合、実質的に4-5枚しか開けない


談話室内では全てのテーブルにコンセントが付いているので、専用席以外でパソコンを使っている人も見受けられた。
専用席と他のテーブルとの違いは、むしろ机の仕様である。
壁に向かって設けられた専用席はちょっとした事務机そのもので、読書灯がついていた。
私には少し眩しかったので読書灯は使わなかったものの、想像以上に快適。
改めて理由を考えてみると、意外にもと言うかお恥ずかしながらと言うべきか、机の奥行きだった。
自宅での作業環境は標準サイズのメタルラックを利用しているので、奥行きは45cmである。
専用席の奥行きは推定60cm以上あった。両肘をまっすぐ置ける余裕がある。
それだけのことで疲れがだいぶ違うのだと気づき、些か驚いた。
これを教訓に自分の作業場所も改良できないか検討してみたいと思う。


所要時間を考えると日常的に通いたいほどではないのだが、状況に応じ活用したい。
JISハンドブックなどの所蔵も豊富なので、調べ物には不自由しないという当然の強みが頼もしいのだ。
また、本体だけで2kg超のパソコンを担いで往復するのも意外と苦にならなかった。
持ってみて「高校の時に持ち歩いていた鞄より軽い」という感覚に軽く衝撃を覚える。
肩掛けもできる鞄なのだが、手持ちでも思っていたより楽だった。
考えてみれば秋口から5kg減量しているので、それでも歩けた距離は歩けて当然のような。

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