発電してみた

ふと、大規模停電時の対策を考えようと思い立った。
これまでに用意してある防災用品は当座の飲食物と蝋燭ぐらいである。
寒さは厚着でそれなりに凌げるとして、緊急時の情報源と通信手段が欲しい。
幸い手持ちの携帯電話にワンセグテレビ受信機能がある。
通信手段は電源さえあれば使えそうなので、電源をどうするかという話になった。


去年から各所で話題にふれており、気になっていたのが手回し充電ラジオ。
情報源としてラジオが使え、携帯機器に充電もできるという代物だ。
多くの類似品が出回る中、オーム電機(OHM) HY-088Jを購入してみた。
直流電源出力はUSB端子からで、各社携帯電話用のアダプターが付いている。
USB充電ケーブルを使うことも一応できるが、現実的ではない
ラジオ部分は搭載の太陽電池で駆動できるようだが、充電には手回しが要る。
つまみのついたハンドルを持ち、左右いずれか一方向に回し続けて発電するのだ。
IMG_0207.jpg
おおかた想像のとおりだが、自転車の前輪についているあれを回すような感覚である。
目安は1分間に130回転とあるが、実際やってみると数分でもきつい。
1分間の充電で5分間の通話が可能とのこと。
手回しで十全に充電できるとは思わないほうがいい。
当然のことなのだろうが、味わってみて納得した。
充電式の機器は日常からきちんと充電しておくべきである。
本当にいざという時の備えとしては火事場のなんとやらで発電でもできようが。


このHY-088Jなるものが搭載している電池は3.0Vで300mAhとある。
満充電してあれば7~8時間ラジオ機能が利用できるとのこと。
一方、充電したい機器の容量がどれほどか気になりこじ開けてみたところ
・biblio(ワンセグテレビ受信機能つきau携帯電話):3.7V 930mAh
・GP01(イーモバイルのポケットWi-Fi端末):3.7V 1500mAh
とまあ、ラジオの何倍もの容量があるが、充電せず使っていると2日は持たない。
biblioについてはカメラ機能や添付ファイル付きメール送受信の負荷もあるが、
非常時にはそうした機能の利用を控える「節電」もありかもしれない。

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