仕事中毒のうえにカフェイン中毒に陥っては大変なので、茶樹以外のお茶も常備している。
よくあるハーブティーのほか、蓮の葉ブレンド茶、菊花、そして苦丁茶。
このところ、夜の仕事のお伴は専ら苦丁茶だ。
一葉茶なる異名を持つこのお茶はとにかく葉が大きい。
手頃なものを輸入しているのでばらつきはあるものの、おおよそ私の生命線を超える長さだ。
缶に印字された能書きによるとたいそうな健康茶らしい。
解熱、集中力向上、利尿強心、血圧安定、アンチエイジング、血行促進などなど。
とは言えお茶なので効能に期待しているわけではない。
強烈な苦さにやみつきなのだ。
どれほど苦いかと言うと、
1.わずか2-3枚で500ml容器でも4煎は味が残る。
2.苦丁茶の後に黄金桂(およそ一般的な烏龍茶)が甘くてたまらない。
3.水道水すら甘く感じる。
4.家人が飲めない。
能書きでは「すっきりした苦みと甘い後味」だそうだが、後味が来るのはかなり遅い。
その間に他のお茶を口にすると上記のとおり違う世界が見えてしまう。
酸味が強すぎてレモンを甘く感じさせるというミラクルフルーツを思い出した。
あれはそうそう食べたい味ではなかったが。