ささやかな再編

化粧品などの分野にはライン使いという言葉がある。
同一の系統内で化粧品や乳液など個別の商品を選ぶ囲い込みの一種。
何故かシリーズ使いとは表現されない。


A社の化粧水で湿疹が出たのをきっかけにB社を使い出して10年は超えるだろうか。
そのB社も商品群が好みと合わなくなってきたので、乗り換え先を検討しだした。
気に入ったら長く使いたいので、いい意味で枯れたメーカーを優先することに。
化粧らしい化粧をする習慣はないのだが、最低限でも6品目は使っている。
すべてB社の直販で買っていたのだが、1社で代替できるメーカーはなさそうだ。
一方で、個別に買うとB社の半額以下で手に入ることに今更ながら驚く。
・クレンジング
 水性か油性かのこだわりはない
 →C、D2社のオイルを試しD社のオイルで満足→ml単価が3割弱に
  (ただし1回あたりの使用量に違いあり)
・洗顔料
 買い置きがまだあるので未決
・化粧水
 脂性肌のためさっぱり感を重視
 →C、E2社の化粧水を試しE社の化粧水で満足→ml単価が半分に
・保湿ジェル(乳液の代わり)
→E社のジェルで満足→g単価が半分に
・日焼け止め
 肌色補正効果つきのものは意外と少ない
→F社の日焼け止めで満足→ml単価が半分に
・黛
 量目は比較できないが1本単価が半分に
試しに買っていまいち満足できなかったC社2製品の価格を差し引いても言わば黒字。
またB社には大量購入割引があるが個人で享受できるのはせいぜい2割引である。
では、その差額は個別に「当たり」を探す必要のない安心感と手軽さの価値だろうか?
確かに1度や2度の試行で「当たり」を引ける保証はない。
それまでと同じものが提供され続けるならば利用し続ける価値も感じていただろう。
一方で、見直す機会を得たことはそれなりに面白い経験でもあった。
必死にならない程度の合理化そのものが意外と楽しいのかもしれない。

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