日本の技術は世界一、なの?

持論のようなものはついったーに出さないことにしている。
どうもここのところ偏った言論空間に見えて仕方がない。
中でも目に付くのが「ものづくり」の素晴らしさ云々。
テレビが焚き付け、週刊誌が拾い、ネットに拡散している模様。
確かに紹介されている個々の事例はすごい。素晴らしい。
しかし褒めそやされているものは得てして個人技だ。
テクニックであってテクノロジーではない。
それでは産業としての強みにはなっていないはずだ。

「うちが欲しいのはテクノロジスト、テクニシャンじゃねえの」
新卒で入った会社の先輩の言葉を思い出す。
その先輩は、私どころでなく英語を苦手にしていた。
それでも「技術者」と言わずカタカナ表現を使った意義は深い。
「技術者」ではあいまいだから、である。
メーカーで言う「技術」は専ら「テクノロジー」だ。
一定水準の製品を安定して生産するための「技術」。
体系化、手順化され、むしろ個人技能への依存度は低い。
聞いた当時は非人間的に響いて抵抗感を覚えていた。
しかし考えてみると会社員は代えが利いてなんぼのもの。
経営の観点からすると当然なのだった。

……なんてことが最早つぶやけない。

“日本の技術は世界一、なの?” への1件の返信

transniper にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です