パーマをかけ直してきた。
前回のデジタルパーマから髪が傷んだ気がするので、別の技術を扱う店へ。
違う人だから当然かもしれないが、前回とかなり対照的な人柄の店長だった。
今回は酸性パーマなる技術が売りの美容室。
従来のパーマはアルカリ性の薬剤で処理するため髪を傷めやすいのだとか。
「まあ、なかった癖をつけるわけなんでダメージなしとはいかないんですが」
やたらお喋りで説明したがりの店長だった。
所謂カウンセリング工程で以前どうしていたのか訊かれデジタルパーマだと答えると
「あれは特に傷みます。髪に優しいなんてトリートメントでごまかしてるだけですよ」
「デジタルパーマは形状記憶パーマとも言いまして、要は縮毛矯正用の薬剤なんです」
「ご家庭であれこれセットするように言われたでしょう。それが形状記憶です」
「一度かけたらずっと効くような強さの薬剤だから、当然それだけ傷むんですよ」
云々と、訊いてもいないことまで得々と語ってくれた。
そんなの素人には分かりませんからねえ、と相づちを打つと機嫌をよくしたらしい。
日常の手入れからノンシリコンシャンプーの是非まで色々と聞かされた。
トリートメントは内側の補修用だから、外からのダメージ軽減にはリンスがよいとのこと。
先にトリートメントをしてからリンスもつけると保水性が上がるのだそうだ。
パーマの持ちをよくするためには、日常からセット剤を使うこと。
何もしていないと延びる方向に力がかかるので、手入れはするだけ無駄にならない。
(他、あまり合理的でない説明が数分)
正直なところ、どこまで信頼してよいのか迷う。
専門家の意見ではあろうが、化学知識の部分で明らかな間違いが数点あったからだ。
カットやパーマの腕は確かなようで仕上がりにも不満はないが…。
まずは一晩たってからの変化を見てパーマの扱いやすさを評価してみよう。
大阪で通っていた店は翌日の感触が非常によかったのだ。