語感がいいか悪いかは母語話者にしか分からないよね、という話をしていて思い出した。
そういえば中国語には日本語ほど擬音表現がない。
「猫は猫って鳴くんだよ」とダンナに教えると狐につままれたような顔。
それはそうだろう、猫をネコと読んでしまったらおかしい。
中国語では「猫」の発音は「まぁお」に近い。
同様に「狗(犬より一般的に使われるイヌの字)」は「ごぉぅ」
「牛」は「にぃう」
「雀」は「ちゅぇ」
声調をしっかりつけると鳴き声の擬音に当たらずとも遠からずな感じはしまいか。
これらの単語(文字)は意味と音が結合しているとも言える。
日本語では意味と音が分離しているので「猫がにゃーにゃー鳴く」と言えるのだ。
「にゃーにゃーは何て鳴くの?」と聞かれても……ということになるので、
この句は直訳不能。
カセットテープ
中国語の勉強をしようと思い立ち、やや高い教材を取り寄せてみた。合計8180円也。
中国語の公式資格であるHSK(中国漢語水平考試)の対策教材で、まずは試験に出る問題の聞き取りでもしようかと。
■輸入中国語教材■HSK中国漢語水平考試 模擬試題集(初、中級)(テキスト1冊&カセット6巻)
■輸入中国語教材■HSK中国漢語水平考試 応試指南(初、中級)(テキスト1冊&CD8枚)
そして……分かってはいたことだが、片方の教材は本+カセットで構成されている。
が、今日び音楽はCDから携帯に移して聞いているのが常、カセットデッキが手元にない。
自宅にあるコンポは一応テープデッキもついているが、取り出しボダンを押すと「くきゅっ」と痛そうな音がする。
しかもヘッドが古いのか音源があれなのか悩ましいほどの音質。
さてさて、どうしたものか。
再生専用のカセット再生機でも買って来ようかしらん。
#それはそれで頭出しなんかがしにくいのでパソコンに移そうかとも検討中。
言ってはいけない言葉
翻訳原稿の内容を漏洩させまいとすると表現はおかしくなるかもしれないが。
どうしても気にかかる、と言うより心を刺す原文があり、紹介せずにはいられない。
中国人に「バカヤロー」と言ってはいけない。
#その中国語訳ではなく日本語の「バカヤロー」が問題である
昔、旅行ガイドか何かの本で見かけた記憶がある。
そりゃ普通そうだろう、ぐらいにしか思っていなかったのだが、
実は歴史的問題であるということに改めて気づかされた。
「バカヤロー」には日本軍の影がべったりとついている。
恐ろしい記憶を呼び起こしてしまうに違いない呪詛だったのだ。
そんなことも知らずに翻訳業をしていたのか、と嘲笑するなかれ。
私が気になっているのは、それを指摘しているのが今の中国の大学生だということだ。
幸いその学生は「一部の人の観点であり、これは解きうる誤解だ」と考えてくれているが
果たして普通の日本人は自分が知らない、相手だけが覚えていることを忘れることができるだろうか?
結論やら対処やらを一人で考えられる問題ではないが、考える必要はありそうだ。
国際取引のお約束、Invoice
何度か書いているとおり、翻訳の仕事が日本でばかり発生するとは限らない。
会員制サイトprozやTRADOSユーザサイトtranslationzone経由でやってくる案件は、ほぼ国外からのものだ。
国外からの案件を引き受けるということは、とりもなおさず国際取引をするということだ(当たり前)。
納品をしてお金をもらうという行為は輸出にあたる。
そこで必要になる帳票がInvoiceというのだが、送付書だとか請求書だとかいろいろな訳があてられている。
役割としては納品書と請求書を兼ねているようなものだ。
ふと、このお約束(Invoiceについて)が分からないばかりに海外との取引を躊躇している翻訳者がいたら勿体ないと思った。
ほぼ定型の書式があって埋めていけばいいだけなのだが、
国内用の請求書と違って帳票そのものがそのへんで売られていたりしない。
こういう帳票やら雛形やらを作る能力も探す能力も翻訳そのものの実力には関係ないだけに、
惜しいことをしている人が実は結構いるのではないかと勝手に思いついたまでである。
そこで、自分がいつも使っているWordの帳票をExcelに移して改変してみた。
Excelファイルのほうが後々で手直ししやすいし、特に知識がなくても利用しやすい。
「メールで訳文を納品」に特化した雛形は珍しいのではなかろうか。
記入例で初歩的なお約束が分かれば「メールで」を「郵送で」に変えたりすることは造作なかろうと思う。
誰かの役に立てる機会があるといいが……我ながらやや偽善くさい。
invoice_form.xls
ええ加減な会社(担当者?)
気が向いたのでProz経由の英文和訳案件を受けた。
……という私の態度もたいがいなものだが、相手担当者も負けてはいない。
応募条件が「サンプル文を訳すこと」「CV(職務経歴書)を見えるようにすること」
とあったので早速サンプル文を訳して提出したのだが、
返事は「おいら日本語は読まないから英語のCV見せて」
英語のCVならProzに置いてあるのに。
単純にダウンロードして送りつけると、ほんの4分後に翻訳原稿が来た。
「やる気があるなら返事してね」とのこと。
やりまっせ、と返答すると何故か返事は「謝謝」しかも簡体字。
住所も名前もアメリカ人なのに。
こっちのJapaneseって名乗ってるのに。
数時間後、訳文を納品。
まだPO(発注書)が来ていないことに気づき、PO番号を尋ねると
本当にPO番号だけが返ってきた。
果たしてこの会社から支払いはあるのかもしれないが、何だか軽く後悔に似た気分。
勉強のための勉強
唐突だが、中国語の勉強がしたい。
とはいえ曲がりなりにも翻訳業を4年以上やっている身、そうそう伸びしろはない。
今世紀に入った頃から巷の中国語教材も増えてきたが、
大部分はやはりと言うべきか学習者人口を広げるべく出された初心者向けのものだ。
持っている資格でいうと中国語検定2級に過ぎない私は上級とまでいかないはずだが、
中級以上のレベルから更に上を目指せる国内での独学は無理な気がしている。
かといってまた語学留学と言うのもいまいちぴんとこない。
もう「就職」する気はないので「学歴」が欲しいともあまり思わないのだが、
「資格」がこれではやはり心許ないのでは、と思い始めた今日この頃。
国際的には翻訳専門の学位がある、と以前にも書いた気はするが今の日本にはない。
となると中国語の国際標準(笑)「漢語水平考試」でせめて中等A級を取ろうかと思い立った。
(中等A級があれば中国で初歩的通訳レベルと見なされるらしい)
手持ちの古い証書を見ると中等C級。
ところが分野別の得点はリスニング以外A級の水準だった。
文法やら読解やらは流石にそれなりの成績だったということである。
よっしゃ、んではリスニング対策でA級だ!とまで意気込んだはいいが、……CD教材は聞き飽きている。
昔から復習が苦手なクチなので、全く同じものを反復学習するという苦行には耐え難い。
逡巡の結果、中国語会話教室に行ってみることにした。
まだ通うとまでは決めていない。まずは体験レッスン。
その日が待ち遠しいやら、なんだか怖いやら。
これもお仕事その2・小切手入金
つきあいのある翻訳会社のうち、何故か1社だけ支払いがチェック(小切手)だったりする。
小切手には換金期限(発行日から90日間)もあるので、放置していると報酬が吹っ飛んでしまう。
振り込み入金より手数料が安いのはありがたいのだが、近所で手続きできないのが難点。
外貨小切手の回収は邦銀でも一応やっているものの手数料が割高らしいので、
数件まとまったところで銀座か横浜のシティバンクへ持ち込むことにしている。
シティバンクは回収手数料1000円。手数料は現金でも円口座引き落としでも扱っている。
何より、米ドルを米ドルのまま入金してくれるので、為替リスクを背負うことがないのがありがたい。
1ドル110円ぐらいまで円安になってくれないと、せっかくの報酬が目減りしてしまうので。
手続きの所要時間は書類記入を入れても10分ぐらい。
難点はちと恥ずかしいことぐらいか。
流石シティバンクと言うべきなのかよく分からないが、利用客はお金持ちが多いのでやや恐縮する。
隣の窓口のお客は9000ドルの定期を組むとかで現金入金していた。9000ドルの現金って、あんた。
これもお仕事その1・怒濤の確定申告
取引先からの支払い調書と源泉徴収票があらかた揃った。
早速、前年分の決算作業にかかる。
間を逃して去年は白色申告になってしまったが、今回からは青色申告。
「正式な簿記が必要」とはいえ私には強い味方、やよいの青色申告 08がある。
翻訳料収入と経費出金を項目ごとに入力していくだけで、青色決算報告書は自動生成。
複式簿記の知識はほぼないが、仕訳も集計も自動なので安心。
国税庁の確定申告書等作成コーナーもなかなか使いやすい入力画面ではある(去年までお世話になっていた)のだが、
やよいの場合は登録データの使い回しで入力の手間が更に少ない。
青色決算報告書と確定申告書Bの両方を出すのに1時間もかからなかった。
そして各データを電子申告ように書き出し、一段落。
問題はここから。税務署おすすめの国税電子申告・納税システムにうっかり手を出して大騒ぎとなった。
このシステム「e-tax」そのものは意外と優秀で(失礼)、画面上部にある「基本的な流れ」に好感が持てた。
私は先般のデータがあったため取り込みならぬ「組み込み」機能を使ったが、新規作成でも大変ではなさそう。
唯一最大と思われる難点が、電子証明書の登録なる手続き。
対応するいずれかのICカードをカードリーダ(自前)に挿して通信確認するだけのはずなのだが
どうしてもエラーで認証まで進めず、解決まで3時間ほどかかっただろうか。
原因はe-taxではなく公的個人認証サービスのほうにあった。
公的個人認証サービスのクライアントソフト(電子証明書をパソコンで読み取るためのソフト)はインストールだけで済まず、
Java実行環境(JRE)への登録とやらが必要らしいのだが、その手続きがJREの「例外」ではねられてしまう。
#そもそもJava実行環境だとか、その略称がJREだとかいう概念が一般の納税者にあると期待されたくないな……
例外(まぁエラーだ)が出たのはまだしも、表示されたのが「予期せぬエラー」では対処の調べようもない。
JREを入れ直しても直らない。公的個人認証サービスのクライアントソフトを入れ直しても直らない。
ICカードリーダを接続し直しても直らない。
だめもとでパソコンを再起動したら何故か直った……私はどこで再起動すべきだったんだろう……
公的個人認証サービスのPDFマニュアルが使用説明もインストール用も読めたものではなかった。
上から下に読み進められるページ構成になっていないので、流し読みで概要をつかむことができない。
ついでにホームページ上の説明も、折角HTMLなのにリンク参照ぐらいつけてくれ……
読みやすいマニュアルに直したらいくらかもらえないかしら(嘘)
世にも珍しい職種?
ここ半月ほどかかりきりになっていた仕事は「フリーアンサーの分類」と言うらしい。
読んで字の如く、実に自由に回答されているテキストを標準化表現に置き換えていく地味~な仕事。
以前お手伝いしたところ気をよくしていただき追加発注?で現在に至るわけだが、
本業に支障が出るほどの量になったらどうしよう、と冗談半分(8割?)でS社長に言ったところ
「むしろこっちが本業にできるんじゃね?」
……ゑ?まぢですか?
そんなにあるんですか?
それはそうと何屋になるんだろう、私……
まぁ当面は兼業翻訳者のままで間違いなさそうだが。
今日「は」寒いの?
打ち合わせでS社を訪問。
「今日って寒いよね~」と声をかけられ、思わず「今日が寒いんですか?」と聞き返してしまった。
本当に家を出ていないのでここ数日の気候が実感できていなかったのだ。
「?」といった感じの相手に「引きこもってたので」とだめ押し。
だめなのは私の方なのは分かっているのだが。
