トライアル

早速トライアル課題が届く。
翻訳会社の人は追伸までちゃんと見てくれていたようで、
メールにPDF形式で添付してくれた。
ざっと目を通す。
不可能そうではないので、翌朝に提出と返信。
帰宅後、あらためてPDFを開く。
ざくざくとスクリーンキャプチャをとり、OCR処理。
1枚だけなので印字した紙でも事足りるのだが、
一応「本番は90頁超」を意識して原文もテキスト変換した。
工数の見積もりも出す必要があるので、時計はまめに確認。
1頁が全部テキストになるのに1時間強。
本番だとこの作業だけでも数日はかかりそうだ。
WordとTRADOSを立ち上げ、いざ翻訳開始。
産業科学系の専門雑誌のようだが、文体は分かりやすい。
ただ、似たような意味の語彙がちょこちょこ出てくるのが気になる。
使い分けは意味があるのか?この客先には必要なんだろうか?
複数のサイトで調べても有意な差が見られないものは、
思い切って同じ訳語に統一してみた。
無料トライアルと割り切ると気は楽なもの。
間違いであれば突っ込みが来るなり落とされるなりするはずだ。
採用可否は「正しいか」より「気に入るか」にかかっている。
少なくとも経験上、私はそう信じ込んでいる。

今年の初仕事

帰宅して数十分。洗濯機を回しながらメールチェック。
すると、見慣れないアドレスから何か届いていた。
差出人名も題名も英語表記。
いささかスパムくさいと思いつつ覗いてみると、引合文だった。
しかも、内容は日本語。かなり安心した。
TRADOSなるソフトを使っているおかげで、
去年あたりから飛び込み?の引合が来ている。
今回もそこの検索ページで私を見つけたとのこと、
そのせいで私の名前だけローマ字表記になっていた。
ともあれ、先方が無料トライアル希望とのことなので
課題文を送ってもらえるよう依頼。
内容を一瞥するぐらいなら会社でもいいかと思い、
FAXではなくメール添付にしてくれないかとお願いしてみる。