翻訳原稿の内容を漏洩させまいとすると表現はおかしくなるかもしれないが。
どうしても気にかかる、と言うより心を刺す原文があり、紹介せずにはいられない。
中国人に「バカヤロー」と言ってはいけない。
#その中国語訳ではなく日本語の「バカヤロー」が問題である
昔、旅行ガイドか何かの本で見かけた記憶がある。
そりゃ普通そうだろう、ぐらいにしか思っていなかったのだが、
実は歴史的問題であるということに改めて気づかされた。
「バカヤロー」には日本軍の影がべったりとついている。
恐ろしい記憶を呼び起こしてしまうに違いない呪詛だったのだ。
そんなことも知らずに翻訳業をしていたのか、と嘲笑するなかれ。
私が気になっているのは、それを指摘しているのが今の中国の大学生だということだ。
幸いその学生は「一部の人の観点であり、これは解きうる誤解だ」と考えてくれているが
果たして普通の日本人は自分が知らない、相手だけが覚えていることを忘れることができるだろうか?
結論やら対処やらを一人で考えられる問題ではないが、考える必要はありそうだ。