広告だから致し方ないのだが、よく化粧品の売り文句に「マイナス5歳」とかいうものを見かける。
見た目は美しいに越したことはないものの、個人的には若返っても嬉しくない。
肌に限っても数年ではなくゼロリセットでないと意味がない気がする。
若い頃から脂性なので、物心つく前ぐらいまで遡らないと美しかったことはないだろう。
まして見た目全般となると、若く見られて得するとは思えない。得したこともない。
「若いうちから老けて見える顔は、本当に年とってから若く見えるのよ」などとよく言われたものだが、つまりそれだけ昔(というより幼少時)から若く見えたことがないのだ。
カイロ師の友人も言っていたが、年かさなほど自動的に信頼を得られる職種というのもある。
#彼女自身はエステも提供しているので老けづくりもしづらいそうだが
まあ私の仕事は本業にせよ副業にせよ人前に出る必要がないので関係ないと言えばない。
人前に出るときは最低限の身繕いを心がけるが、それ以上の見栄えを自分に期待したことはない。
慣れないことをして第一印象を「かわいそうな人」にしてしまうより、「そっけない人」の方が無難だと思っている。
年上に見られても損はしないし、年下に見られても得をしない。
だのに若作りをする必要は今のところ感じられないのだ。