温故知新?

ふと思い立ち、かつて通っていた翻訳スクールのサイトを訪ねた。
翻訳会社が運営する学校なのだが、運営会社の翻訳者としては登録していない。
確か通う前後には「修了者は翻訳者として登録」を信じていたような気がする。
とは言え10年も前なので気のせいかもしれない。


ともあれ運営会社の登録翻訳者募集要項を開いてみた。
応募要件に実務歴4年以上とある。
恐らく通学から数年は尻込みして応募に至らなかったのだろう。
今なら開業届からでも丸4年、最初の仕事からは8年が経過しているので問題ない。
喜び勇んでというほどではないが、いそいそと必要事項を入力した。
「応募いただいた情報をもとに選考の上、翻訳トライアル」とある。
トライアルというのは採用試験問題のこと。
一次選考で残れれば、次の段階として実技試験に進めるということだ。
その連絡がいつあるか明示されていないことも含め、よくあることである。
人事を尽くして天命を待つ、と言うと大げさだが、まずは気長に待つことにした。


数時間して翻訳事業部の人から電話。
取扱い案件が9割方英語ものなので、中国語は採用試験問題が用意できないとのこと。
これもよくある話なので特に驚きもしない。
実務経験が分かれば登録を検討しようといった話だったので、翻訳実績一覧を送付。
機密保持の問題がなさそうな文書の名称、分野、用途をざっとまとめたものである。
ほどなくして、登録のお願いと題したメールを受信。
無試験で採用にこぎつけたことになる。
登録担当者の一存ではなく、案件のコーディネイターと相談の上とのことだった。
電話口では「経験分野に近い案件が出れば」との話だったが、一歩前進。
「中国語の案件が上がりましたら迅速に」とある。一覧には効果があったようだ。
登録時提出書類には印刷して直筆で署名するものもある。
とんとん拍子でここまで進んだはいいが、手持ちの他社案件を片付けないと。
午前中は作業用ファイル待ちで求人応募するほど暇だ

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