再燃?

2ヶ月ぶりの朝刊翻訳と、1年ぶりのゲーム翻訳。
両者には何らつながりはない。
何故か妙な時間制限がついているところは共通しているが。


ここしばらくの仕事を棚卸ししてみると、どちらに似た案件も触っていなかった。
工業規格、社内文書、政府通達、裁判証拠書類、ほぼ実務そのものの文書ばかりだ。
確か一昨年はゲーム翻訳が4割ほどを占めていたのだが、昨年はぱたりと止んでいた。
オンラインゲームが下火になったのかと思っていたが、別の形で再燃したようだ。
先週末には別の会社からのゲーム翻訳(実際は校正)を断っている。
かつてとは違う胴元が、かなりの勢いでゲームを「輸入」し始めたことは確かだ。
しかし名だたる先進企業ならではなのか、何故か仲介する翻訳会社はシンガポール。
日本どころか中台でもない。
中日いずれの言語も母語にしない会社にわざわざ依頼する動機が不思議だ。
翻訳料金が有為に安いならばともかく、末端価格から推察するに大陸企業よりは高い。
試訳を求めているところからして、個人的なつきあいによる信頼関係でもなさそうだ。
しかもその翻訳会社はゲーム分野の中日翻訳者をろくに抱えていないらしい。
まだ正規登録書類すら提示していない私に採用試験の採点を依頼してきたのだ。
(履歴書にある)経験を見込んで、と言われてもぽかんとしてしまう。
まずは静観と思ったところで、国内企業からゲーム翻訳の打診が来た次第。
因果関係はありやなしや。何らかの相関ぐらいはありそうな気がする。
まあ私は個人翻訳者として妥当な条件であれば引き受けるというだけのことだが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です