所変われば

来日18年になる英語の先生のお話が面白かったので書き留めておく。


中学校や高校の補助教員にも、派遣会社のような代理機構があるそうだ。
直接もらっていた仕事と何ら変わらない内容も、機構が挟まって手取りが減った由。
それでもその機構を通す理由は、相手方(県教委?)がそう指定するから。
どういう経緯でそうなったのかまで聞き出しはしなかったが。
「No respect」彼は自嘲気味に笑った。
教育経験の有無にかかわらず報酬は同額。
大学を出たばかりで専攻も関係ないような英語話者と同額。
特に実力の査定などもないらしい。
彼は楽しめるように、実践的な英会話ができるようにと、教材まで作っているそうだ。
それでも(或いは故に)、契約更新のない学校もあるとか。
「キョーカショがないの、キョーカショじゃないと」
既定の教科書を100%使わないと逸脱とみなされるようだ。
他の当事者がどう捉えているのか気になる。
話は変わって、よくあるガイジンと魚介類の関係。
青魚は苦手で白身は比較的まし、しかもハーブや酢でこってり味を付けるのは分かる。
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食卓にのぼった鯛のマリネは「魚の味がしなくて美味しい」とのことだった。
また、米国西海岸ではイクラを食べ物として扱っていないという。
二束三文で売られている釣り餌なのだそうだ。
それでは見て食欲が湧かないのも頷ける。
喩えればミミズ扱い。
恐らくこうした奇妙なことは他にも色々あるのだろう。
視野を広げるための海外旅行もいいかもしれない。

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