初めて接骨院なるところに行ってみた。
鍼灸接骨院となっているので鍼でも打ってくれるのかと思っていたが、電位治療。
これで様子を見て鍼のほうがよければ移行しましょうかという話だった。
電位治療であれば保険診療にできるので、まずはそちらを勧めているらしい。
問診票には連絡先と既往症のみ記入して一旦提出。
担当者が状態を聞き取りながら書き留めていく「問診」だった。
「どんな時に症状が出ますか?」
「パソコンで作業を…」
「仕事中となると労災の扱いになるので健康保険が…」
「いいえ、労働者ではありませんが」
「え?あ…自由業、じゃあ大丈夫ですね」
電位治療は俯せになって2種類を同時にかけてもらった。
首から肩にホットスパイクなる電極、問題の左手と肩には干渉波の電極を固定。
前者のありがたみはいまいち分からなかったが、逆説的に冷えを自覚した。
後者ははっきりと効いた気がする。
手で揉みほぐすわけにもいかない位置が刺激され、10分後には痛みが引いていた。
その後、受付にて。
「ではこちら、保険診療適用申請の書類ですが…」と帳票の説明があった。
「保険証の世帯主か組合員になってる、ご主人の…え?」
「組合員は私ですが何か?」
「あ、…こちらの保険組合の、…え、大阪?」
大阪文化芸能国民健康保険組合に組合員として加入しているのは私で間違いない。
職種要件があるので、我が家の場合そうなるのだ。
「住所はこちらに変更されて、…いますよね」
狐に摘まれたような顔とは、こういう表情を言うのだろう。
別に悪戯や反骨心でそうしたわけではないが、二重三重に例外なので驚かせたらしい。
書類には正しく書いてあるのだが。
自分で大阪の保険に加入した女性自由業者が横浜に引っ越したっていいでしょ。
要はそれだけのことなのだが、不必要に驚かれて妙に愉快だった。
えー、接骨院はじめてですか。
私は子どもの頃から、捻挫とか骨折未満(ヒビと化脱臼とか)のケガで何度となく通ってました。
毎年ちょうど今頃の陽気になると思い出しますが、中学に入学してからも早々に、階段のけっこう上のほうから飛び降りて、かかとの骨に「もう少しで骨折」というくらいのヒビが入り、近所の接骨院に通いました。
むか~しお世話になった?のは専ら整形外科でして。何もしてくれないって印象が強すぎ、長じてからは整形外科にすら行ってませんでした。医療費控除と無縁な整体サロンが御用達だったのですが、さてこちらに乗換えたものかは悩ましいところでして。
はい、私も最近の骨折のときお世話になったのは「整形外科」でしたし、子供らも捻挫とかで通うのは「整形外科」ですね。
なぜか地元の近所に昔からあったのが「接骨院」だったというだけかな。
そうそう、ウチの親などは、接骨院のことを「名倉」って呼ぶんですよ。固有名詞じゃなく、一般名詞として「なぐら」って。どうもこの辺が由来らしい。
http://naguradou.net/qa/
名倉とは初めて見聞きしました。あまり縁がない生活だったせいもあるんですかね。