大失態を犯してしまった。
自戒と反省を込め、記録しておく。
対象範囲を間違えていたため、納期割れを起こしてしまった。
設定納期には半日も余裕があったのに、である。


指定された範囲は、「冒頭から目次を飛ばして1.2.2.1の前まで」だった。
にも関わらず、1.2.2をすっかり見落としていたのである。
章節の見出しやら内容の区切りやら、言い訳がいくらでも思いつく自分が情けない。
問題なのは、通して見直しをしたにも関わらず、訳抜けに全く気づかなかったことだ。
見直しの時点で気づいていれば、取引先に迷惑を掛けることもなかった。
全くの思いこみで翻訳=仕事そのものを忘れるという、あり得ない失態である。
大きなファイルを渡されて一部のみ上書き翻訳することが珍しいのも一因。
自分の担当箇所のみ渡されるか、上書き不可の原稿で範囲の指示あり、に慣れていた。
そのせいもあり、訳出した部分の過不足まで確認するという頭が全くなかったのだ。
また今回のような作業仕様が出るかは分からないが、繰り返すわけにはいかない。
発注書まで戻って確認するという手順を習慣化するぐらいしか手段はないだろうか。
一方で、開けた穴の埋め合わせは奇妙な経緯を辿った。
昨晩:納品。やけにあっさり終わったなと思いつつ、抜けを疑っていなかった。
今朝:外出。終日の予定。
正午:担当者より受領連絡(訳抜けの指摘なし)
14時:訳抜けの指摘連絡。
    所定納期は今日の16時だったが、2時間では帰宅も訳出もままならない。
    電話でその旨を相談すると、他の翻訳者に当たってみるとのことだった。
    が、しばらくして「他の人がつかまらない、納期は延ばせた」との連絡。
    首の皮一枚つながった状態で急ぎ帰宅し対応することに。
他の翻訳者がつかまらなかったのは、急すぎたからだろうとは思う。
所定納期の直前ということは、各人が手元で担当分を進めている可能性もある。
また、完全に私のせいなのだが、補うべき量が多かった。
普通に考えれば無理な作業密度だったのだろう。
関係者には本当に申し訳ないが、穴埋めが自分に回ってきて安堵した。
強制的に今日は仕事をしない予定だったのだが休めなかったのは自業自得。
教訓に対する授業料が安く済んだと思えばいい。

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