自宅の要件定義

急ぎで引っ越す需要はないが、備忘録。
自宅に求める機能と実現手段を整理してみる。


二人とも在宅で仕事をするため、自宅には住居と事務所の機能が求められる。
立地選定で両者が対立しやすいということに気付いたのはここ一年だ。
住居→生活と休息→主に夜間の安静、買い物の便、固定費の経済性
事務所→個々人のデスクワーク→主に昼間の安静、電力容量、通信、交通の便
静かさを優先したいものの、得てして利便性とは裏腹のものである。
さらに、住居機能と事務所機能を分離するには部屋数が必要。
部屋数を求めれば当然「ファミリー物件」を選ぶことになる。
ここで買い物を重視すると高齢者世帯、交通を取ると勤め人世帯が多くなるようだ。
(多分に個々の土地柄もあろうが、これまでの経験に限って考える)
高齢者世帯が多いと、救急車が頻繁に来る。これは昼夜を問わない。
勤め人世帯が多いと、平日の夜間と土日の日中が賑やかになる。
いずれも当然のことであり、誰を責める謂われもない。
ただ、「好きなときに働いて好きなときに休む自由」は大幅に制限される。
単なるわがままだと指摘されればそれまでだが、暮らし向きとして譲りがたいのだ。
いつでも対応できるからこそ仕事をくれる会社もある。
まして本質的にどこでもできる仕事をし、暮らす場所を選ぶこと自体わがままである。
わがままついでに、近くにあってほしいものと遠ざけたいものを列挙してみる。
近いと嬉しいもの:図書館、禁煙のカフェ、緑地
遠いと安心なもの:警察署、消防署、救急病院、居酒屋、集会施設、娯楽施設
ここまで並べてみると、事務所物件に住み着いたほうが妥当そうだ。
いかんせん、事務所物件には碌な居住用設備がない。
大枚をはたけば立派なSOHO物件もあるのだろうが、それも本末転倒だ。
職住分離が頭をよぎる。
何らかの解法が見つかったら次の引っ越し時なのかもしれない。

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