実家の最寄り駅がJR常磐線なので、帰省には「えきねっとトクだ値」を常用している。
多少の制限事項はあるものの、場合によっては回数券より割安になりありがたい。
個人的に引っかかるのは「特急券と同一区間の乗車券がセット」という売り方。
都内にいる時は気にならなかったが、「都区内」を出る下車駅だとややこしいのだ。
長距離列車の特例で、上野-いわき間の乗車券は東京側では23区内どこでも使える。
横浜を発着すると最寄りは蒲田ということになるのだが。
うっかりSuicaで乗ると上野駅での計算が面倒なので敢えて切符を買う。
蒲田で下車せずとも、上野まででなく蒲田までの切符でいい。
常磐線特急改札で「トクだ値」切符と一緒に出すだけなので手間もない。
問題は逆方向。
「トクだ値」切符は自動精算機での精算ができない。
よって最寄り駅の改札内窓口に精算を申し出るのだが、何故かそこで損する。
何故かと言っても理由は分かっている。大都市区間の特例そのものだ。
いわきから最寄り駅までの運賃>蒲田までの運賃+蒲田からの運賃
かと言って蒲田でわざわざ改札を出るのも長旅の途中では億劫である。
その解決策が実は「えきねっと」上にあった。
乗車券だけでもネット予約できてしまうのである。
予約した切符は指定席や企画券と同様JR東日本の駅で受け取れる。
つまり、蒲田発の切符がいわき駅でも買える。
蛇足ながら、JRの切符であれば東日本管内に限らず同様の手配が可能。
ICカード区分を乗り越す旅程などで便利に使えるかもしれない。
ただし飽くまでJR東日本の駅での受け取りにはなるが。
決して所謂キセルを推奨する意図はないのでご了承いただきたい。