持たずに乗る

公共交通の便に恵まれた現住所にありながらも、たまにクルマがほしくなる。
新卒の頃よろしく溺愛するのは贅沢すぎるので断念するが、乗る方法ならある。
レンタカーならぬカーシェアリング。


レンタカーは借り受けるたびに契約手続きが必要で、直前予約も難しい。
その煩わしさはカーシェアリングでほぼ克服できている気がする。
入会手続きには免許証のコピーを提出するが、その後はほぼ無人で済む。
利用したい場所や車種で検索し、空きがあればすぐにでも予約できる。
予約した車両に会員証をかざすだけでよく、都度の利用契約は要らない。
出発前点検のため予約時刻の前に解錠させてくれる会社もある。
給油は義務づけられてはおらず、ガソリン代そのものもかからない。
(シェアリング運用元名義の給油決済用カードが車両に備え付けられている)
契約条件によっては、給油にかかった時間を利用時間と相殺してもらえる。
利用後は元の場所に駐めて返却スイッチを回せばおしまい。
ナビ画面または車載専用端末に利用情報が表示され、月ごとに精算される。
乗りたい車種が限られている人にはレンタカーのほうがよいかもしれない。
排気量1.0~1.5Lぐらいのコンパクトカーなら配備台数が多いのでまず問題ないが。
反対に、借りる場所が限られてよければ外車やEVなどもあることはある。
ほんのちょっとだけ乗ってみたいなら十分だろう。
課金が15分単位からときめ細かいため、あまり気負うことはない。
人口密集地ほど配車台数も多いので、ある種の皮肉を感じはするが。
気が向いたときふらっと借りられる便利さはなかなか魅力的。
インターネットやカーナビの操作に抵抗がなければ気楽に気軽に使える。
車庫法の改正で返却場所に自由が利くようになると更に面白くなりそうだ。

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