近所の公園で桜を見てきた。
一面の花の海。これでわずか5本ほどである。
角度を変えると分かるが、1本ずつが立派な古木なのだ。
この桜たちは一体どれだけの春を迎えたのだろう。
作ろうとして作れるものではない美しさ。
これまで積み重ねてきた生があるからこそ、これだけの花を咲かせている。
それを支える幹は、抱えきれる太さではなかった。
静かな強さそのもの。
幹だけを撮りたくなったのは初めてだ。
花が咲いてこそやってきたのだが。
ただただ感服した。
季節が変わっても、時々また訪れよう。