別に上海らしくはないけど変わった年越し。

退屈して切手を買いに出たら、立ち寄ったスーパーで見慣れた顔に行き会った。
何故か相手の機嫌がよくジュースを買ってくれたので、会客室でしばらく喋る。
予定がなくてつまらないんだと言ったら「他の連中もいるけど」と飲みに誘ってくれた。
面々が一応みんな知っている人なので二度返事でついていくことにする。
串焼のお店で「蛙の腿」なるものを食す。なかなか旨い。まさに鳥と魚の中間のお味。
ほかに鴨の舌やらマナガツオのような魚から、色々とりながら卓上の炭火であぶって食べた。
そして考えてみればお初だったのだが、飲んでいたのはかの有名な青島ビール。
食べる方が主だったので余り飲まされもしなかったし、酔いもしなかった。
一息おいて個人宅で二次会。年越しそばならぬ年越し素麺をやろうということになった。
そばは日本の食材なので余り見掛けられないが、素麺は中華食材にもあるらしく近所で買える。
形だけでもということで材料を仕入れて行ったはいいが、ガスコンロ故障にて不発。
ともあれ参加者が増えて飲む方が主の年越しパーティーとあいなった。
後から来た三人はビールや酎ハイなんかの軽いものしか飲まなかったが、日本酒が入る。
飲み口がよかったので、つい「乾杯」の時に文字どおりコップを干してしまった。真赤になる。
ほどよく(を通り越して?)酒が回ってきたところでカラオケ大会。四時間ほど続く。
幸い近辺の住人が留守だったらしく苦情は言われずに済んだ。それをいいことにすごいやかましさ。
最初みんなで初日の出を見るはずだったのに、抜ける人や寝込む子が出てきた。
あげく、曇でお日様そのものが見えないという新年。たまにはこんなんもありかな。
そして二日酔で割れそうな頭を抱え、男の子と午前様(これだけ見たらすごい濃さだ)。