急に始まった仕事が急に終わった。
正しく言うと、所属プロジェクトが解散した。8月31日に解散、と発表されたのは8月28日夕方。
1営業日前とは流石に驚いた。
社内の予算配分の都合だと責任者はのたまっていた。
しかし終息の兆候はだいぶ前に感じていた。
「この評価が完了したら人間が評価する必要がない」
と思える案件が先月あったからだ。
他のメンバーは1年いたらしいが、私は3か月だった。
この3か月で増員すべきほどの仕事量はなかったと思う。
まあ人数に比例して速く捌ける作業ではなかったが。
かなり奇妙な契約条件だった。
作業があろうとなかろうと、平日は8時間拘束。
拘束時間については必ず報酬が支払われるという。
また、作業内容はその時によって違っていた。
導入講習があるときも、指示書があるときもあった。
いずれも、問い合わせも英語だった。
作業内容は日本語のはずなのに。
「動詞の完了形から書き始める」?
日本語を使う限り従い得ない指示もあった。
日本市場重視のための日本語スタッフだったのでは。
作業原稿の「日本語」は本物ではなかった。
しかも原稿の日本語の質は不問に付せという。
日本市場というか、日本語文化が軽視されていた。
まあ違うだの直せだのやり合うのは英語なので伝わりにくいが。
ともあれ急に放り出されたことに変わりはない。
本業に戻る余地はあるのか、こちらの同業他社に縁があるのか。
しばらくふらふらと考えてみたい。
